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ヤフーのチャリティー企画「Search for 3.11」で過去最少の参加人数 震災風化を実感

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非常に残念なお知らせをしなくてはならない。先日、ヤフーがチャリティー企画「Search for 3.11」を実施したことを当サイトでもお伝えした。

そして、昨日ヤフーが今回のチャリティ企画の結果を発表しているのだが、発表によると大震災から5年という節目ということもあり、多くの人に東北の支援が呼びかけられていたにも関わらず、過去3回行われた同企画の中で過去最低の参加人数となってしまったことが明らかになった。

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今年の参加人数は246万6,206人で、昨年から45万人減少

ヤフーは、2014年から毎年3月11日に東日本大震災の支援を目的に、ヤフーの検索エンジンで「3.11」と検索したユーザーにつき10円を、被災地復興団体に寄付するというチャリティー企画「Search for 3.11」を開催している。

今年は東日本大震災から5年という節目であることから、「震災から5年、いま応援できること。」というページを掲載し支援を呼びかけていた。

そして3月14日に、ヤフーは今回のチャリティーの結果を公表しており、246万6,206人が同企画に参加したことを明らかにしており、2,466万2,060円が被災地支援団体に寄付されたことが発表された。

約246万人と非常に多い人数が参加したこともあり、素晴らしいチャリティー企画になったと思うのだが、残念ながら今年の参加人数は過去3回の開催の中でも最少となってしまったことが判明している。

2014年に開催された第1回企画では256万8,325人、2015年の第2回企画では291万8,278人と増加していたのだが、今年の参加人数は246万6,206人と最少で、昨年と比較すると約45万人ほど少なくなってしまった。

5年を節目にテレビなどでも大きく取り上げられたにも関わらず、参加者の数が伸びなかったのはやはり震災の風化があると思われる。少しずつだが震災当時の記憶が薄れてきているのではないだろうか。

これからも年月の経過とともに被災地への想いが薄れていくものだとは思うのだが、今回のチャリティで震災当時のことを思い出すこと、そして現在の被災地の現状を知ることは非常に大事なことだと思う。

未だに被災地の風景は震災当時からそこまで変わらず、復興までは程遠い状態だ。多くの支援を必要としている人は未だ数多くいるということを忘れないでほしい。東北出身の僕としてもこれだけは是非お願いしたい。

[ via Yahoo! ]