現在、多くのWEBサービスでSSL化が進んでいるように、WEBコンテンツはセキュリティ強化の流れにある。当サイトもまだSSL化を行っていないが、近いうちに導入することを検討している段階だ。
SSL化の流れは一般のWEBメディアにも関係してくるものになるが、本日Yahoo! JAPANは従来からSSL化していた「Yahoo!ウォレット」「Yahoo!メール」に加えて、すべてのWEBサービスをSSL化し、常時SSLに対応させることを発表している。
来年3月までにYahoo!JAPAN全体のセキュリティが強化される予定
今回、Yahoo!JAPANが常時SSLに踏み切ったのは、WEBサービスにおけるセキュリティやプライバシー対策の強化のためだ。すでに他の多くのWEBメディアが常時SSLを導入しているという動向を踏まえたものと思われる。
近年では、スマホ/タブレットユーザーが外部の公衆無線LANを使用する機会が多く、公衆無線LANを使用した通信では通信中のデータのセキュリティが確保できないなどの問題がある。Yahoo!JAPAN全体がSSL化することで、Yahoo!JAPAN内で扱う情報をある程度守ることができるはずだ。
今回のSSL化の影響で、Yahoo!JAPAN内のHTTPSサイトからHTTPサイトに移動する際のリファラが送出されなくなる。そのため、WEBメディアを運営しているユーザーに関しては、Yahoo!JAPANからの流入トラフィックはSSL化しない限り計測できなくなるとのこと。
また、Yahoo!JAPANによると常時SSL化された場合、一部のWindows XPユーザーでYahooのサービスを利用できなくなる可能性があるようだ。問題が発生する場合は、Windows XP以外のOSにアップグレードする必要があるとのこと。それ以外のOSにおいては、対応は必要ないとのことだ。
最近では、GoogleがHTTPSを優先的にインデックスすると発表しているように、一般メディアもSSL化の流れにある。セキュリティ強化が必要とされている中、今後も多くのWEBサービスがSSL化していくだろう。
特にWEBサイトのSSL化は、Googleの検索結果にも直接影響してくることなので、WEBコンテンツを提供している人は、自身のサービスのSSL化を真剣に検討したほうがいいだろう。
[ via Yahoo!JAPAN / INTERNET Watch ]