LINEヤフー株式会社 (以下、LINEヤフー) は、2023年に前年と比べ検索数が急上昇した人物や作品、商品をランキング形式などで発表する 「Yahoo!検索大賞2023」 を発表した。
「Yahoo!検索大賞2023」 は、2023年1月1日(日)〜2023年10月15日(日)の集計期間内の1日あたりの平均検索数が、前年と比べて増加した人物や作品から選出したもの。
最も検索数が急上昇した 「今年の顔」 となる “大賞” のほか、人物カテゴリーとして 「俳優」 「ミュージシャン」 「アスリート」 「お笑い芸人」 「声優」 「スペシャル」 の6部門、作品カテゴリーとして 「アニメ」 「映画」 「ゲーム」 「ドラマ」 「楽曲」 の5部門が発表。また、今後の活躍が期待できる人物やヒットが予想される商品を選出する 「ネクストブレイクカテゴリー」 も発表されている。
集計の結果、2023年はプロ野球選手の大谷翔平さんが 「大賞」 と 「アスリート部門」 1位をダブル受賞。また、俳優部門では山田裕貴さん、ミュージシャン部門では新しい学校のリーダーズ、お笑い芸人部門ではとにかく明るい安村さん、声優部門では宮野真守さんが1位を受賞した。
注目の結果は以下 (レポートから引用) 。
人物カテゴリー
大賞:大谷翔平
急上昇理由:MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。二刀流として投打で活躍し、日本人初、アジア出身の選手としても初のホームラン王となりました。また、WBCでは日本の優勝に貢献しMVPを獲得するなど、シーズンを通して検索されました。
俳優部門1位:山田裕貴
急上昇理由:主演を務めた「ペンディングトレイン—8時23分、明日 君と」のほか、「どうする家康」「女神の教室〜リーガル青春白書〜」など数多くのドラマに出演。また、映画「キングダム 運命の炎」では万極を演じるなど多くの話題作に出演し、検索数が上昇しました。
ミュージシャン部門1位:新しい学校のリーダーズ
急上昇理由:「オトナブルー」の首振りダンスがSNSで話題になると、4月に発売したEP「一時帰国」がiTunes総合アルバムランキング1位を獲得。青春日本代表を自称し、グループ初の海外ツアーも敢行しました。また多くのテレビ番組でパフォーマンスを披露、中毒性のある楽曲とキャラクターが話題となり検索数が上昇しました。
アスリート部門1位:大谷翔平
急上昇理由:(大賞をご参照ください)
お笑い芸人部門1位:とにかく明るい安村
急上昇理由:イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で日本人初となる決勝に進出。帰国後、「踊る!さんま御殿!!」「マツコ会議」など数多くのテレビ番組に出演し検索数が上昇しました。
声優部門1位:宮野真守
急上昇理由:大ヒットを記録した映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」でマリオを担当。また、アニメ「『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」などでも声優を担当し、検索数が上昇しました。声優の活動以外にもドラマ「らんまん」への出演や、テレビ番組「ぐるナイ」の「ゴチになります!」で新メンバーに決定するなどマルチに活躍しました。
作品カテゴリー
アニメ部門1位:【推しの子】
急上昇理由:「週刊ヤングジャンプ」で連載中のコミックを原作としたアニメ作品。第1話の衝撃的な展開が話題に。また、YOASOBIが手がけたオープニングテーマ「アイドル」のヒットも作品の人気を後押しし、検索数が上昇しました。
映画部門1位:君たちはどう生きるか
急上昇理由:スタジオジブリの宮崎駿監督による10年ぶりの長編新作アニメ映画。プロモーションを一切せず公開したことや、米津玄師さんによる主題歌、菅田将暉さん、柴咲コウさん、あいみょんさん、木村拓哉さんなど豪華な声優陣が話題になりました。
ゲーム部門1位:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
急上昇理由:発売後3日間で世界累計1000万本突破という記録を打ち立て、「最も早く売れた任天堂ゲーム」のギネス記録を更新。また、今作から実装された新能力「ウルトラハンド」で作成したオリジナルのクラフトがSNSに投稿されるなど自由度の高い遊び方も話題になりました。
ドラマ部門1位:VIVANT
急上昇理由:これまでのドラマにない壮大なスケールと豪華なキャストが話題になり検索数が上昇しました。また、キャスト以外の情報は事前に明かされず、謎が謎を呼ぶストーリーが展開。感想や考察がSNSで盛り上がりました。
楽曲部門1位:アイドル
急上昇理由:アニメ「【推しの子】」の主題歌として配信された音楽ユニットYOASOBIの楽曲。YouTube総再生数は3.5億回を超え(2023年10月時点)、米Billboardのグローバルチャート「Global Excl. U.S.」では、日本語楽曲初の1位を記録しました。
なお、Yahoo!検索で 「検索大賞」 と検索すると、各部門の1位が検索結果上部に表示されるほか、各部門の1位〜5位のランキングも確認可能だ。
(画像提供:LINEヤフー)