
LINEヤフーは12月3日、フリマサービス「Yahoo!フリマ」でWebブラウザー(PC・スマートフォン)からの出品機能を提供開始した。
これまではアプリのみだった出品フローをWeb版にも広げることで、より幅広いユーザーの利用シーンに対応する。あわせて、同日より購入・出品時のPayPayアカウント連携を「任意」へと変更し、利用開始までの障壁を下げた。
Yahoo!フリマは累計3,000万ダウンロード、月間1,000万人規模のアクティブユーザーを抱えるフリマサービスだ。Web版ではこれまで商品の閲覧・購入のみが可能だったが、「PCの方がキーボード入力しやすい」「ブラウザーでまとめて作業したい」といった声に応えるかたちで、ついに出品に対応した。大きな画面で写真を確認しながら出品したいケースや、スマートフォンのストレージ容量を気にせず使いたいユーザーにも相性が良い。
今回のWeb版対応では、アプリと同等の出品フローを搭載しており、商品写真のアップロード、カテゴリ選択、価格設定などの基本操作がすべてブラウザー内で完結する。PCのファイル管理との相性も良く、複数画像をまとめて扱いやすい点はアプリ版にはない強みといえる。
PayPayアカウント連携が「任意」に。SMS認証のみで利用可能
これまでYahoo!フリマの利用には、Yahoo! JAPAN IDとPayPayアカウントの連携が必須だったが、今回からは、Yahoo! JAPAN IDでのログインと携帯電話番号によるSMS認証だけで出品・購入が可能になった。PayPayアカウントを持っていない、あるいは連携に抵抗があるユーザーにとって手を出しやすい変更だ。
なお、PayPayミニアプリ版からの利用は引き続きPayPay連携が必須となる。また、アプリから利用する場合は最新バージョン(2.52.0以上)が対象だ。
PayPay連携のメリットは依然として大きい。PayPay支払いによる特典が適用されるほか、売上金を手数料無料でPayPayにチャージできる。未連携の場合は付与されたポイントが「未連携PayPayポイント」となり実際の買い物に利用できないため、キャンペーン活用を重視するユーザーは必ず連携しておく必要がある。
今回の一連のアップデートにより、Yahoo!フリマは、アプリを使わずに「まずは試してみたい」ユーザーから、PCで本格的に出品管理をしたいユーザーまで、これまで以上に多様な利用形態にフィットするサービスになったと言えるだろう。Yahoo!フリマは引き続き利便性向上に取り組むとしている。
ちなみに、Yahoo!フリマでは現在、「はじめて&ひさしぶりの方が出品すると必ず1,000円相当のポイントがもらえる」キャンペーンを12月21日(日)まで開催中だ。
エントリーの上、出品するだけで特典が受け取れるため、新規・休眠ユーザーの再利用を後押しする施策といえる。特典は「PayPayポイント(期間限定)」で、Web版からの出品も対象に含まれる。
(画像提供:LINEヤフー)



