Xiaomi Japanは5月9日、｢新製品発表会 (2024年上期)｣ を開催。新型フラグシップスマートフォン ｢Xiaomi 14 Ultra｣ の国内発売を発表した。市場想定価格は199,900円(税込)、発売は5月16日を予定している。
販売チャネルは、mi.comや
｢Xiaomi 14 Ultra｣ 5月16日に国内発売決定
Xiaomiはグローバルの多彩な製品を展開しているが、今回のXiaomi Japan発表会では、日本市場を意識し、かなり力を入れて商品ラインナップを揃えたという。
そのひとつが ｢Xiaomi 14 Ultra｣ だ。同モデルは日本市場でも発売が期待されていた、｢Xiaomi 14｣ シリーズの最上位モデル。｢Xiaomi 14｣ シリーズの特徴に加えて、強力なメインカメラを搭載した。
ボディには、一体型高強度アルミニウムフレーム素材を採用。ボディ背面まで伸びた金属フレームによって剛性が2倍に。さらに、スクリーンガラスパネルには高温焼結によって相互結合構造を形成した、Xiaomi Shield Glassを採用し、高い耐久性を誇る。
背面には、抗菌性や防汚性に優れたテクヴィーガンレザーを使用した。本体サイズは約75.3×161.4×9.20mm、重量は219.8g。
最大3,000ニトの高いディスプレイ性能を実現
画面には、約6.73インチの有機ELディスプレイを採用する。解像度は3,200×1,440 (WQHD+)、リフレッシュレートは1〜120Hz。画面輝度は最大3,000ニト。
最大の特徴はカメラ性能。ライカのクアッドカメラシステムを採用
本モデルの最大の特徴となるのが、カメラ性能だ。リアカメラにはライカ監修の5000万画素クアッドカメラシステムを採用。カメラ構成は、1インチセンサーを使用した約23mmの広角レンズ、75mmフローティング望遠レンズ、約120mmのペリスコープレンズ、FOV122°の超広角レンズで、合計6つの焦点距離にわたって約12mm～240mm (0.5X／1X／2X／3.2X／5X／10X)の広域撮影をカバーする。
メインカメラには、ソニーの最新LTY-900センサーを採用。非常に高いダイナミックレンジを誇りながらも、消費電力を43％減少させ、優れた低照度性能を実現する。また、F値1.63～F値4.0の無段階可変絞りシステムの搭載により、f/1.63ではボケを表現できて印象的なポートレート写真が撮影できるほか、f/2.0では低光源を星のように捉える光芒撮影が可能。
75mmフローティング望遠レンズと約120mmのペリスコープレンズには、どちらもOISが搭載し、ブレずに輪郭がくっきりとした写真が撮影可能。ズームは最大30倍のウルトラズームと最大120倍のデジタルズームに対応する。
インカメラは、3200万画素の広角仕様だ。
｢Xiaomi 14 Ultra｣ には、アクセサリーとして写真撮影グリップの ｢フォトグラフィーキット｣ が用意。本体に装着することで、2段階シャッターやズームレバーなどが利用でき、デジカメのような感覚で写真撮影ができる。
フォトグラフィーキットはUSB Type-Cで ｢Xiaomi 14 Ultra｣ に接続する仕様で、1,500mAhの内蔵バッテリーにより拡張バッテリーとしての役割もこなす。カメラリングをフィルタリングに付け替えることで、市販の67mmのフィルターを装着することも可能だ。
SoCは最新のSnapdragon 8 Gen 3
内蔵するプロセッサは、Qualcommの最新SoC ｢Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform｣ 。先代の ｢Snapdragon 8 Gen 2｣ から、CPU性能が32%、GPU性能が34%向上している。RAM容量は16GB、ストレージは512GB。
高速充電がXiaomiの持ち味の一つ。最大90Wで充電
Xiaomiの高速チャージング技術は、他社のスマートフォンの比ではない速度を実現している。90WのXiaomiハイパーチャージにより、わずか33分で100％まで充電が可能。ワイヤレス充電も利用できる。バッテリー容量は、5,000mAhで日中の連続駆動が可能だ。
防水防塵はIP68等級、生体認証はディスプレイ指紋認証と顔認証に対応。SIMは、nanoSIM＋nanoSIMのデュアルに対応する。Bluetoothはv5.4、Wi-FiはWi-Fi 6、6E、7をサポートする。おサイフケータイには残念ながら非対応となっている。
カラーラインナップは、ブラックとホワイトの2色展開。｢Xiaomi 14 Ultra｣ の市場想定価格は199,900円(税込)、発売は5月16日を予定している。なお、発売記念として ｢Xiaomi 14 Ultra｣ を購入者に対してフォトグラフィーキットをプレゼントするキャンペーンを実施する。
販売チャネルは、mi.comや