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Xencelabs、4K有機ELペンタブレット 「ペンディスプレイ16」 発表。価格は159,800円から

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プロフェッショナルクリエイター向けのペンタブレット製品を販売するXencelabs (センスラボ) は5月8日、報道関係者向けに新製品発表会を開催。4K有機ELペンタブレット 「Xencelabs ペンディスプレイ16」 を発表した。

価格はフルパッケージのバンドル版が199,800円、ノートPC向けのエッセンシャル版が159,800円 (いずれも税込) 。6月12日(水)から順次発売を予定している。

4K有機ELペンタブレット 「Xencelabs ペンディスプレイ16」 発売

「Xencelabs ペンディスプレイ16」 は、同社初となる4K有機ELを採用した15.6インチのペンタブレット。

バックライトが不要かつ液晶の約100倍のコントラスト比 (100000:1) を実現できる有機ELにより、完璧に近い黒色のレベルを実現したほか、画面の反射を極限まで抑える 「スーパーAGエッチング」 処理が施されたパネルの採用により、まぶしさを抑えて画面を鮮明に見ることができるのが大きな特長だ。

画面輝度は最大300cd/m2で、画面応答速度は1ms、リフレッシュレートは60Hz。筆圧レベルは8192レベルに対応、ペンの傾き角度は60°まで対応する。

エッチングされた表面の粒子は均一で強化ガラスと同様の強度を持っており、ガラス表面を防錆、防傷にする。また、エッチング処理によりガラスの表面に細かい凹凸ができることで、紙のようなざらついた描き心地も実現する。

有機ELディスプレイは、バックライトのにじみやピクセルのブルーミングといった視覚的な影響がないことに加えて、本体は薄型軽量で、厚さはわずか12mm、重量も1.21kgしかないことから、持ち運びにも優れる。

PCとの接続方法は3種類。接続方法によって画面の最大輝度が異なる。

まずはUSB Type-Cケーブル1本で、DP Altモードに対応したType-Cポートを備えたノートPCから電源(15W)を供給して利用する方法。画面輝度は最大170cd/m2に抑えられるが、Type-Cケーブル1本でPCと接続して利用できることから、利便性には優れる。低消費電力な有機ELだからこそ実現した接続方法だ。

DP Altモードに対応したType-Cポートはあるものの、最大300cd/m2の画面輝度で利用したい人は、付属する専用ハブを使って外部から電源を供給し、Type-C経由でPCと接続することで実現可能。

デスクトップPCなど、DP Altモード対応のType-CポートがないPCの場合は、付属する専用ハブを用いて電力をType-Cポート経由で供給し、ミニディスプレイポートもしくはHDMIポートでPC側と接続すればOK。この場合も最大300cd/m2の画面輝度で利用可能だ。

また、Xencelabsドライバの 「バーチャルタブレットモード」 により、付属のペンで複数のディスプレイを操作できる。マルチディスプレイ環境で作業をしていてもペンを置くことなく便利に作業できて便利だ。

バックハウジングはアルミニウム製で放熱性がアップしているほか、背面にはアクセサリ取り付け用のスロットを搭載しており、2種類のペンホルダーを装着できる。ペンホルダーは左右の広い範囲に装着できるようになっていて、右利き・左利きのどちらでも好みの場所にペンホルダーを装着して便利に使うことが可能だ。

付属品の内容はバンドル版とエッセンシャル版で異なっており、共通するものとしては太さの異なる2種類のペンとペンの替え芯、ペンケース、クリーニングクロス、Mサイズグローブ、キャリングバッグ。

エッセンシャル版には、本体とPCをつなぐためのUSB-C – USB-Cケーブルが付属する。

専用ハブと各種ケーブル

左:クイッキーズ/右:モバイルイーゼル (画像提供:Xencelabs)

バンドル版には最大300cd/m2の画面輝度で本製品を使うことができる専用ハブや、有機ELパネルとダイヤルがついたショートカットデバイス 「クイッキーズ」 、2種類の角度で本体を使えるモバイルイーゼルに加えて、各種USBケーブル(5本)、各種映像ケーブル(2本)、ACアダプタが付属する。

これらの付属品はエッセンシャル版には含まれないが、後日オプションアクセサリとして販売される予定。また、2024年夏以降にはデスクトップイーゼルが発売予定で、同アクセサリーによりVASAマウントやチルトに対応する。

今回の新製品発表会では、プロのイラストレーターの希さんがゲストとして登場し、実際に 「Xencelabs ペンディスプレイ16」 でイラスト制作の作業をしながら、プロ目線からの使い心地について紹介した。

実際の製品を使って作業をした希さんからは、画面の反応速度の良さや、紙のような描き心地、画面の反射がないことによる目の疲れにくさが長所として挙げられた。

そのほかにも、「普段使ってるディスプレイがくすんで見えてしまうほど色が鮮やか。画面が綺麗だと気分が乗って作業できて良いと思います」 「大きすぎると線を引くストロークが長くなってしまうので、これくらい (16インチ) のサイズがちょうど良い」 と、本製品については良い印象を感じていたようだった。

「Xencelabs ペンディスプレイ16」 は、6月12日(水)から順次発売を予定。価格はフルパッケージのバンドル版が199,800円、ノートPC向けのエッセンシャル版が159,800円 (いずれも税込) 。

初回購入特典としては、オリジナルペンスタンドとさいとうなおきさんによる書き下ろしクリアファイルが付属する。

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(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。