X (旧：Twitter) に、音声・ビデオ通話機能がいよいよ実装されるようだ。
X (旧：Twitter)の公式アプリを立ち上げると、｢音声通話とビデオ通話機能が登場しました。｣ という、ユーザー間で個別の音声／ビデオ通話が可能になった旨のメッセージが表示される。
表示されるのは一部ユーザーのみのようだが、筆者の環境でも同メッセージが表示されることを確認した。
どうやって音声／ビデオ通話を利用できるのかはまだ判明しておらず、まだ正式にサービスが開始されたわけではないのかもしれないが、同メッセージが表示されるようになったということは正式リリースは近いと考えて良さそうだ。
iOSアプリで音声通話・ビデオ通話が利用可能になった。通話は有料プラン ｢X Premium｣ 加入者だけが発信可能で、受信はすべてのユーザーが可能。ダイレクトメッセージ (DM) 画面の右上にある受話器アイコンをタップすることで発信できる。受話器アイコンが表示されない相手には発信できないので注意していただきたい (Androidアプリはまだ利用不可) 。
なお、Xはまだ同機能について正式な発表を行っていないものの、10月26日午前3時に ｢ready for it…？ (準備は良い？)｣ とポストしていることから、同機能を正式にローンチした (あるいはこれからする) 可能性がある。
Xの音声／ビデオ通話を許可する相手はいくつかの条件で選ぶことができるようだ。選択できるのは、①アドレス帳に登録されているユーザー、②フォローしているユーザー、③認証済みアカウントの3つだという。
また、音声通話／ビデオ通話機能そのものをオフにすることもできるようだ。Xを使って通話する予定がないようであれば、設定からオフにしておいた方が安心だろう。
音声通話とビデオ通話を利用したくない場合は、設定とプライバシー＞プライバシーと安全＞ダイレクトメッセージの中にある ｢音声通話とビデオ通話を有効にする｣ のトグルをオフにすればOKだ。
Xは今年8月の段階で音声通話／ビデオ通話機能を追加することを発表していた。イーロン・マスク氏による買収からX (旧Twitter) は、かつてのマイクロブログサービスからスーパーアプリになるため様々な変革がもたらされているが、この音声通話／ビデオ通話機能の実装もその一環であるようだ。
この機能があれば電話番号など特定の連絡先がなくともユーザー同士で通話することが可能になるが、果たしてどれほどのユーザーが利用することになるだろうか。
(画像：X)