2017年版「最悪なパスワード」ランキングが発表 恒例の「123456」「password」がワンツーフィニッシュ 16位には「starwars」がランクイン

現地時間12月19日、SlashDataは「ワーストパスワード(最悪なパスワード)」の2017年版を公開した。

毎年公開されている同ランキングは、ハッカーが漏洩させた500万件を超えるパスワードから抽出されたデータを分析し、ランキング形式にまとめたもの。

ランキングには、「123456」や「password」など誰にでも推測できそうな簡易なパスワードが上位を占めていることで話題になるが、果たして今年こそは昨年や一昨年のランキング結果を踏まえて、パスワードを安全なものに変更したのだろうか。2017年のランキングは以下の通りとなった。

1位:123456
2位:password
3位:12345678
4位:qwerty
5位:12345
6位:123456789
7位:letmein
8位:1234567
9位:football
10位:iloveyou
11位:admin
12位:welcome
13位:monkey
14位:login
15位:abc123
16位:starwars
17位:123123
18位:dragon
19位:passw0rd
20位:master
21位:hello
22位:freedom
23位:whatever
24位:qazwsx

25位:trustno1

見ての通り、昨年と同様「123456」は今年も堂々の1位に。まさに絶対王者。連続した数字は推測されやすく、かなり危険であることが判明しているにも関わらず、未だにこのパスワードを使い続けている人が多いことに、毎年恒例ではあるものの驚きだ。

そして、2位には例年通り「password」がランクインしている。やはり今年もいつものパスワードがワンツーフィニッシュを飾る結果に。

 

また、2015年あたりからランクインし始めた「starwars」が今年は16位と上位にランクイン。今年は人気映画「スターウォーズ」シリーズの最新作となる「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」が公開となったため、その影響が色濃く出た結果だと言えるだろう。

「ワーストパスワード」のランキングは、その年に起きた大きな出来事やイベントに関わる文字列が上位に上がってくる傾向がある。SlashDataのCEOであるMorgan Slain氏は「スターウォーズ最新作は大変素晴らしいエピソードだが、”starwars”という安直なパスワードはとても危険だ」と語っている。

どのサービスでも、アカウント登録の際には「推測されにくいパスワードであること」「同じパスワードを使いまわさないこと」「大文字や記号、数字を混ぜること」など注意喚起されているが、これらを踏まえたパスワードを作成するのはインターネットの基本中の基本だ。もしパスワードを覚えきれないなら、「1Password」のようなパスワード管理アプリを利用しても良いだろう。

また、ログイン時にアプリやSMSなどを利用して確認通知を送る「2段階認証」を有効にすると、第3者によるログインを防ぐことができる。最近では大手サービスのほとんどが2段階認証を導入しているので、自分の利用しているアカウントで2段階認証が有効になっているかどうか、この機会に自身のアカウント情報を見直してみてはどうだろうか。

[ via TIME ]

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