「Windows 11」 互換性チェックツールが一度撤回。システム要件を見直しへ

現地時間6月28日、米Microsoftは次期OS 「Windows 11」 の互換性チェックツールを一時的に削除すると発表した。現在 「Windows 11」 の紹介ページにおいて、互換性チェックツールの項目が 「準備中」 とされており、アクセスできなくなっている。

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Windows 11の互換性チェックツールが非公開に

「Windows 11」 は、2021年後半にリリース予定の次期Windows。今月25日に発表イベントが開催され、UIの刷新や新機能の実装など大幅な変更が行われることが予告されていた。

同イベントのあと、「Windows 11」 に既存製品がアップグレードできるかをチェックするツールがMicrosoftから提供されていたが、システム要件が比較的厳しいものになっていたことが原因で、多くのユーザーがアップグレードできないと判定されてしまい、ユーザーからは不安の声があがっていた。

Microsoftは同チェックツールの削除について、「共有する準備が十分に整っていなかった」 と説明しており、今後ユーザーからのフィードバックに基づいて、今秋を目処に再開することを伝えている。

なお、本日から提供されている 「Windows 11」 のプレビュー版は、本来のシステム要件のうちTPM 2.0とCPUが要件として適用されておらず、さまざまなシステム環境下でWindows 11をテストしてもらうことで、最小システム要件の緩和を視野に入れた調節を図るとしている。

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