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ウェザーニューズが今冬の降雪予想を発表。暖冬で降雪量は少なめ、太平洋側や関東甲信は平年並

11月22日、ウェザーニューズは今冬の降雪傾向を発表した。

ウェザーニューズによると、今冬はエルニーニョ現象により暖冬になることが予想されており、降雪量は日本海側と東海以西の太平洋側では平年より少ない傾向になるとのこと。北日本太平洋側と関東甲信では平年並の予想になっている。

規模の大きいエルニーニョ現象とインド洋の海面水温分布の影響で、日本付近では偏西風が北に蛇行。このため、日本付近では南からの暖気が流れ込みやすく冬型の気圧配置が長続きしない傾向だという。また、太平洋側では低気圧の影響を受けやすいため降水量が多くなるものの、気温が高く降雪量としては平年並か少ない予想だ。ただし、寒気が入るタイミング次第では、南岸低気圧の通過時に東北南部や関東甲信を中心にまとまった降雪となる可能性があるため十分な備えが大切だとしている。

また、降雪のピークは北日本日本海側では1月中旬、東日本と西日本の日本海側と太平洋側では2月前半と予想されている。

◆ エリアごとの降雪傾向
【北日本】
北海道では10月21日に旭川、11月10日に稚内、11日に網走、札幌、室蘭、函館、14日に帯広で初雪が観測されました。東北では11月11日に青森、13日に盛岡では雪が観測され、全般に平年より遅い傾向です。
<日本海側>
今冬の気温は平年よりやや高い〜高い予想です。冬型の気圧配置は一時的に強まることはあっても長続きしない傾向で、降雪量は平年並か少ない予想です。ただ、局地的な強雪や大雪のおそれがあるため注意が必要です。3月の気温も平年より高い予想のため、雪どけが早まる所がありそうです。
<太平洋側・オホーツク海側>
今冬の気温は平年よりやや高い〜高い予想です。平年よりも低気圧の影響を受けやすく、2月前半は大雪の可能性があります。3月も平年より高い予想のため、雪どけが早まる所がありそうです。

【東日本】
東日本では11月18日に長野で初雪が観測されました。平年日と同日、昨年よりは2週間早い観測となっています。
<日本海側>
今冬の気温は平年より高い予想です。冬型の気圧配置は一時的に強まることはあっても長続きしない傾向で、降雪量は平年より少ない予想です。ただ、局地的な強雪や大雪のおそれがあるため注意が必要です。3月の気温も平年より高い予想で、雪どけが早まる所がありそうです。
<太平洋側>
今冬の気温は平年より高い予想です。平年よりも低気圧の影響を受けやすく、降水量が多くなる見込みですが、寒気が弱いため降雪量としては平年並の予想です。ただ、寒気の入るタイミング次第では南岸低気圧の通過時にまとまった降雪となり、2月前半は大雪の可能性もあるため、十分な備えが必要です。3月の気温も平年より高い予想のため、山間部で雪どけが早まる見込みです。

【西日本】
西日本では11月18日に福岡、松江、下関で初雪が観測されました。福岡で11月中に初雪が観測されるのは2013年以来10年ぶりで、松江、下関とともに平年日よりも半月以上早く、昨年より26日早い観測となりました。
<日本海側>
今冬の気温は平年より高い予想です。冬型の気圧配置は一時的に強まることはあっても長続きしない傾向で、降雪量は平年より少ない予想です。ただ、局地的な強雪や大雪のおそれがあるため注意が必要です。3月の気温も平年より高い予想で、山間部を中心に雪どけが早まるところがありそうです。
<太平洋側>
今冬の気温は平年より高い予想です。平年よりも低気圧の影響を受けやすく、降水量が多くなる見込みですが、寒気が弱いため降雪量としては平年並か少ない予想です。3月の気温も平年より高い予想のため、春の訪れが早まりそうです。

(画像提供:ウェザーニューズ)