
米メディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は4月23日、臨時株主総会を開き、パラマウント・スカイダンスによる買収案を賛成多数で承認した。買収総額は負債を含めて1100億ドル(約17兆円)。今後は独占禁止法に基づく当局の審査を経て、2026年9月末までの手続き完了を目指す。
配信大手に対抗する巨大メディア連合へ
今回の買収は、当初合意に近づいていたNetflixとの交渉に、パラマウント・スカイダンスが割って入ったことで争奪戦へと発展した。最終的に同社が提示額を1株あたり31ドルまで引き上げ、Netflixが撤退。これにより決着した。
統合後の新会社は、ワーナー・ブラザースとパラマウントというハリウッドの名門スタジオを傘下に収める。あわせて、HBOやCNN、CBSといった有力ブランドも抱える見通しだ。ゲーム事業のワーナー・ブラザース・ゲームスに加え、動画配信サービスのHBO MaxとParamount+の統合も予定されており、事業の幅はさらに広がる。
こうした体制により、映像制作から配信までを一体で手がける大型メディアグループが誕生することになる。劇場公開も重視し、年間30本以上の映画を製作する方針だ。
今後の焦点は規制当局の審査に移る。米司法省(DOJ)や欧州当局に加え、カリフォルニア州の司法長官も調査に乗り出す構えで、統合完了までには時間を要しそうだ。
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