楽天とウォルマート、米国で「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」提供開始

楽天とウォルマートは22日、米国において電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」の提供を開始したことを発表。楽天は、米国の「ウォルマート」の顧客に対し、電子書籍やオーディオブック、電子書籍リーダーといった幅広い読書の選択肢を提案することが可能になった。

「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」では、ニューヨーク・タイムズのベストセラーから、多種多様なインディーズ作品、さらには子ども向けの本にいたるまで、600万作品を超える膨大な品揃えの電子書籍およびオーディオブックのコンテンツを提供する。

これらのコンテンツは、「ウォルマート」と「楽天Kobo」の両ブランドを冠した無料アプリ(iOS/Android)や、「ウォルマート」の一部の実店舗および「Walmart.com」で販売される「楽天Kobo」の電子書籍リーダーで楽しむことができるようだ。

ウォルマート・Eコマース U.S.のエンターテインメント ジェネラルマネジャーであるマリオ・パチーニ氏と、楽天の副社長執行役員 メディア&スポーツカンパニー プレジデントである有馬 誠氏は次のようにコメントしている。

マリオ・パチーニ氏
「Kobo社と協業することで、実物の書籍に加え、迅速かつ効率的に電子書籍およびオーディオブックの品揃えを『Walmart.com』に拡充することが可能となりました。これにより、私たちの顧客は新たな方法で本を読むことができるようになります」

有馬 誠氏
「『Walmart eBooks by Rakuten Kobo』は、ウォルマート社と楽天による戦略的提携のマイルストーンとなるものです。世界有数の小売業者であるとともに有力な書籍販売業者でもあるウォルマート社との協業を通じ、米国の読書愛好家の皆様にさらに多くの選択肢と価値を提供できることを楽しみにしています」

楽天とウォルマートの提携は今年1月に発表されていたもので、米国でKoboを独占販売することをすでに発表していた。また、楽天はウォルマート社の日本法人である西友とネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」においても協業中。巨大化するAmazonなど、ライバルECサイトに対抗している。

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[ img via Mike Mozart ]

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