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VAIOが認定整備済PC事業を開始。「3世代前」 以降の比較的新しい機種のみ取り扱い

VAIOは、PC周辺領域における新たな事業として 「認定整備済PC事業」を展開する。

事業の立ち上げ時期は 「2023年度」 を予定しており、まずは個人向けに月30〜50台の販売を想定。2024年度以降は、需要に応じて販売数を増やす計画。法人向けの販売に向けた体制構築も行なっていく。

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VAIO、認定整備済PC事業を展開

VAIOが展開する 「認定整備済PC事業」 は、市場で調達したVAIOの中古PCを、正常に機能し新品同様に見えるよう整備した再生品を販売するというもの。これまでは新品のみを販売してきたが、ユーザーのリユースに関する意識の変化や、VAIOの法人販売事業が継続成長してきたことで、品質の高い使用済みPCの入手が可能になってきたことを背景に、同事業の展開を決めた。

認定整備済PCは、コストパフォーマンスを重視しつつもVAIOの製品に魅力を感じているユーザーを主なターゲット層とする。対象とする機種は、「3世代前」 以降の比較的新しい機種のみを取り扱う。

また、一般的な中古PC事業ではなく新品同様にまで整備を行うのが、量産・修理工場が一体のVAIOならではの特徴となる。クリーニングはもちろんのこと、天板やキーボード、タッチパッド、パームレスト、バッテリーやカートン、同梱物に至るまで主要なパーツを交換して提供する。また、購入から1年間の保証を付帯するほか、購入後14日以内の返品にも対応する。一般的な中古品よりも2〜3万円程度高い価格での提供が想定されるが、主要パーツの交換整備が行われることで長く使用できそうだ。

VAIO SX14 (型名VJS142)

取扱製品のイメージとして、2020年1月に発売した 「VAIO SX14 (型名VJS142)」 や 「VAIO SX12 (型名VJS122)」 が挙げられている。

前者は14.0型ワイドディスプレイを搭載したモデル。CPUはインテルCore i7-10710Uプロセッサー、メモリは、LPDDR3の16GBオンボードメモリ。ストレージは256GB SSD (NVMe)。価格は117,800円(税込)。

後者は12.5型ワイドディスプレイを搭載したモデル。CPUはインテルCore i5-10210Uプロセッサー、メモリは、LPDDR3の8GBオンボードメモリ。ストレージは512GB SSD (NVMe)。価格は102,800円(税込)。

VAIO SX12 (型名VJS122)

事業を立ち上げる2023年度は、主に個人向けに販売を行う体制を構築する。月30〜50台程度の販売を想定。

そして、2024年度以降を 「フェーズ2」 として、需要に応じて調達量を拡大。整備、販売、管理体制を効率化することで実現する。さらに、買い替え促進等による新品販売とのシナジーの創出も狙う。月200台程度の販売を想定。

2025年度以降の 「フェーズ3」 では、B2Bビジネスを本格展開していく。リースアップ品を通じて機器を大量調達できる目処が立っていることから、それを整備し、法人向けに販売する体制を整える。この頃には月1,000台程度の販売を想定する。

(画像:VAIO)