3月29日、VAIOは都内で新製品発表会を開催。同社が販売する個人向けモバイルノートPCシリーズに新たに 「F」 シリーズを追加し、同シリーズのラインナップとして新型モバイルノートPC 「VAIO F14」 と 「VAIO F16」 を発売すると発表した。
価格はオープンで、VAIOストアでの最小構成価格は 「VAIO F14」 が131,800円、「VAIO F16」 が136,800円 (どちらも税込) 。2023年6月から受注受付が開始され、同月中に発売を予定している。
上記新型モデルの受注開始日ならびに最速お届け日が決定。いずれのモデルも2023年5月17日(水)10時に受注開始となり、最速お届け日は2023年6月2日(金)になる予定。
また、ワイヤレスマウスやのぞき見防止フィルターなどの関連アクセサリーに関しては、2023年5月17日(水)10:00に受注開始となり、最速お届け日は2023年5月20日(土)を予定している。
▼ VAIO F14を各ストアで購入する
・VAIO直営オンラインストア
・ソニー公式オンラインストア
・VAIOストア 楽天市場店
・VAIOストア Amazon店
▼ VAIO F16を各ストアで購入する
・VAIO直営オンラインストア
・ソニー公式オンラインストア
・VAIOストア 楽天市場店
・VAIOストア Amazon店
新型モバイルノート 「VAIO F14」 「VAIO F16」 発表
今回発表されたFシリーズは、いまの時代に愛される “定番” をテーマに、初めてモバイルノートPCを使用する人でも親しみやすく、必要最低限の機能を備え、長く使うことができる製品をラインナップする。
このFシリーズの最初のモデルとして登場したのが、今回発表された 「VAIO F14」 と 「VAIO F16」 だ。
本体はすべてのパーツのトーンを調和させることで、日常に心地よくフィットし、見るだけでも元気になるような愛着の持てるデザインに。
カラーはサテンゴールド・ネイビーブルー・ウォームホワイトの3色で、これらの本体カラーにあった新しい専用壁紙も用意されている。
画面は大きめのほうが作業しやすいということで、従来製品の13.3型、15.6型よりもひとまわり大きい、14型ワイドと16型ワイドの画面を搭載。画面の狭額化を進めたことで、大画面ながら持ち運びやすいコンパクトサイズを実現している。
画面の解像度はVAIO F14がFull HD (1920×1080, 画面比率16:9) 、VAIO F16がWUXGA (1920×1200, 画面比率16:10) 。縦方向に画面が拡大したことで、Excelの表が見やすいなど作業効率アップが見込める。
また、画面は対面の相手に見せやすいよう、180°開く仕様が採用されている。専用のショートカットキー (Fn + 2) を押すことで画面が回転するなど、細かい配慮がなされているのも嬉しいポイントだ。
キーボードには、VAIO Zシリーズで開発したアイソレーション設計キーボードを採用。キーピッチは19mm、キーストロークは1.5mm。画面を開いたときにキーボードがヒンジアップすることで入力しやすい角度になるほか、それぞれのキーの上面がわずかに皿状に窪んでいることで指先のフィット感が向上し、タイプミスが少なくなるよう工夫されている。
VAIOのモバイルノートPCは高品質・高耐久にこだわっているのも大きな特徴だ。キーボードのキートップには対指紋・防汚処理が施されており、キートップの文字が消えにくく、長く綺麗に使用し続けることができる。
使用時に常に触れるパームレストには、1枚のアルミにこだわった高耐久のフラットアルミパームレストが採用。表面に傷に強い処理が施されており、キーボード同様に長く使い続けられるようになっている。
また、ユーザーが製品を長く安心して使用できるよう、さまざまなトラブルを想定した品質試験を実施。長野県安曇野市の本社工場で専任の担当者が1品1品検品し、合格したものだけをユーザーの元に届ける「安曇野FINISH」 と呼ばれる徹底した品質チェックが実施されている。
プロセッサーには、最新の第13世代インテルCoreプロセッサーが搭載。ユーザーは自身の作業内容に応じて、以下の3種類からいずれかを選択できる。
- Core i7-1355U 10core (2P+8E)
- Core i5-1334U 10core (2P+8E)
- Core i3-1315U 6core (2P+4E)
常時CPUが使用されることが多くなった現代において、バッテリー駆動時でも快適さを損なうことなく少しでも使用時間を長くするため、VAIO独自の方式でCPUのパフォーマンスを制限してバッテリーを長持ちさせる新機能 「バッテリー節約設定」 が搭載。
実際に同モードをオンにした状態でTeamsによるビデオ会議の消費電力を測定したところ、約10%の消費電力が低減できていることが確認できたとのこと。
「VAIO F14」 と 「VAIO F16」 には、どちらにも顔認証機能と指紋認証機能が備わっている。指紋認証は電源ボタン一体型、Windows Helloに対応しており、起動後あるいは休止状態から復帰する際すぐにログインすることが可能だ。
フロントカメラは、狭額縁デザインにあわせて新規開発したものになっていて、あえてHD解像度のカメラを採用、画素ピッチ1.4μmのセンサーによって、暗めの環境でもクッキリと写るように。また、画面を傾けたときに顔が真ん中に来るよう5°下向きに配置している。
プライバシー配慮として、フロントカメラを物理的にシャットアウトできるカメラシャッターが搭載。カメラの動作状態がわかるようにし、使用時はLEDランプが点灯するようにもなっている。
昨今はオンライン会議の頻度が多くなっていることを受け、内蔵マイクにはAIノイズキャンセリング機能が搭載。ビームフォーミング技術に加えて、AIの力でノイズや周囲の生活音を除去し、ユーザーの声だけをしっかりと相手に伝えることができる。
今回、ビデオ通話中にキーボードを連打したときの騒音の有無をチェックすることができたのだが、AIノイズキャンセリングをオンにするとキーボードの音がかなり低減されており、音声が聞き取りやすくなっていた。また、音声がAIによって加工されているにも関わらず、違和感のない、自然な声にチューニングされているのも好印象だった。
プライバシー保護のため、FnキーとTabキーの同時押しでいつでもマイクをオフにできるショートカットキーも実装。とっさにマイクをオフにしたいときも慌てずに済むはずだ。
ちなみに、AIノイズキャンセリングはスピーカー側にも搭載されており、相手の音声からノイズや騒音を低減して円滑に会話することができる。
本体前面には、大口径のステレオスピーカーが搭載されている。VAIO独自に最適化したDolby Audioで動画や音楽を高音質で再生できるだけでなく、ビデオ会議の音声も聞き取りやすくした。
インターフェイスは、USB Type-Ax3、Type-Cx1、有線LAN用RJ-45、HDMI、microSD用スロット、3.5mmオーディオコンボジャック。
「VAIO F14」 と 「VAIO F16」 の発売にあわせて、VAIOではオリジナルマウスを開発した。バンドルレベルの品質ではなくVAIO製品で使いやすいように工夫し、コンパクトで持ち運びしやすく、一方でコンパクトながらもホールド感を重視した製品になっている。Bluetooth (2チャンネル) およびUSBドングルでの使用に対応しており、2台のPC/タブレットを切り替えて使用できる。単三乾電池1本で約9ヶ月駆動できる。重量は約60g、DPIは1600。
「VAIO F14」 と 「VAIO F16」 の価格はオープン。VAIOストアでの最小構成価格は 「VAIO F14」 が131,800円、「VAIO F16」 が136,800円 (どちらも税込) 。各種カスタマイズにも対応する。2023年6月から受注受付が開始され、同月中に発売を予定している。
また、法人向けとして 「VAIO Pro BK」 と 「VAIO Pro BM」 も用意される。カラーはダークメタルグレーのみを展開する。
▼ VAIO F14を各ストアで購入する
・VAIO直営オンラインストア
・ソニー公式オンラインストア
・VAIOストア 楽天市場店
・VAIOストア Amazon店
▼ VAIO F16を各ストアで購入する
・VAIO直営オンラインストア
・ソニー公式オンラインストア
・VAIOストア 楽天市場店
・VAIOストア Amazon店