
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の夏の風物詩「ワンピース・プレミアショー」が、今年もウォーターワールドの巨大アリーナで幕を開けた。
今回のテーマは、マリンフォード頂上戦争のその先――。麦わらの一味、クロスギルド、海軍、そしてオリジナルキャラクター「スニッチャー」を巻き込んだオリジナルストーリーが展開される。
IPコンテンツ×ライブエンタメの成功事例として、毎年進化を続けてきた本シリーズだが、2025年はこれまで以上にスケールも、熱量も、そしてファン心を突き動かす演出密度も桁違いだった。
本稿では、報道陣と約2,000名の招待ゲスト向けに開催された先行上演での体験をレポートとしてお届けする。
クロスギルド、海軍、麦わらの一味が交錯する島での死闘を描くプレミアショー

今年の「ワンピース・プレミアショー 2025」では、マリンフォード頂上戦争をきっかけとしたオリジナルストーリーが展開される。
航海の途中、バルトロメオとの約束でとある島に立ち寄った麦わらの一味。そこで彼らは、「ルフィが海賊王になる手助けをしたい」と語る、“海の情報を制する男” スニッチャーと出会う。
しかしその島には、偶然にもバギー率いるクロスギルドも滞在しており、彼らもスニッチャーに接触していた。さらに海軍までもが動き出し、島全体を巻き込んだ大混乱のバトルが勃発する。
「ワンピース・プレミアショー」は、アニメ版キャストによる録り下ろしボイスを使用しているのも大きな特徴で、ルフィの叫び、ナミのツッコミ、ゾロの一喝など、すべて本物の声優陣の声がスタジアム音響で響きわたる。アニメファンには嬉しい演出だ。



ショーでは、登場人物たちがウォーターワールドのアリーナのあちこちから登場し、ゲストの目の前でド迫力のアクションを繰り広げる。客席横の通路もショーの舞台となるため、登場人物がすぐ目の前に現れることもあり、臨場感たっぷりの体験ができる。

原作でお馴染みのルフィや仲間たちの技が炸裂するたび、ステージ前方では熱さを感じるくらいの激しい炎が吹き出し、花火が上がったり、水しぶきが舞い上がるなどの大迫力の演出もあり、会場からは大きな歓声が上がっていた。

また、登場人物の掛け声にゲストが応えるシーンなどもあり、観客でありながら、まるで物語の一員になったかのような臨場感を味わえるのもライブショーならではの魅力だと感じた。
ショーの途中では、原作の名場面を彷彿とさせるようなシーンも。ネタバレになるため言及はしないが、作品が好きな人には間違いなく楽しめるショーになっていると思う。

ちなみに、オリジナルキャラクターであるスニッチャーは情報収集能力に長けているということで、ショーの中では「麦わらの一味クイズ」も実施。ゲストは手元のマフラータオルを使って◯✕を回答し、答えが発表されるたびに会場は大いに盛り上がった。

「ワンピース・プレミアショー 2025」は、7月1日から上演を開始する。この夏だけの特別な体験をぜひ楽しんでいただきたい。
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(取材協力:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)