UCCが挑む新ジャンル｢フルーツコーヒー｣。若年層の関心を集める夏の一杯、全国7店舗で展開へ

UCC上島珈琲が展開するカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」は、10周年記念企画の第3弾として、「FRUIT COFFEE COLLECTION」をテーマにしたコラボレーション企画を全国7店舗で実施する。

UCCは昨年、ドリップポッドを使った急冷式アイスコーヒーにフルーツを組み合わせたイベント「#バリスタのいないアイスコーヒー専門店ひみつのドリップ」を開催し、7,000人以上が来場した。こうした反響を受けて、今年はさらにスケールを広げるかたち。

｢ご当地フルーツコーヒー｣全国7店舗で展開

今回の企画は、夏の新たなアイスコーヒートレンド「フルーツコーヒー」を全国の一部店舗にて提供するというもの。

フルーツコーヒーは、コーヒーにフルーツを加えて香りや味わいを引き立てたアレンジドリンク。東南アジアの蒸し暑い気候の中で人気を集めている新感覚のドリンクで、果実のジューシーな風味とコーヒー本来のフルーティーなアロマが調和し、見た目の涼しさも相まってSNSなどで注目されている。

企画では、全国各地のカフェと連携し、地元産のフルーツを使った「ご当地フルーツコーヒー」を開発・提供する。

たとえば、山形県ではいちごやパイナップル、りんごを使用したドリンクを夏季限定のビアホールイベントで提供するほか、栃木・千葉・神奈川の「カフェコムサ」では地元産のいちご「なつおとめ」や沖縄産のパイナップルを使ったアレンジが登場する。

岡山県の人気クレープ店や広島市のヘルシーカフェ、沖縄の高級フルーツパーラーでも、その土地ならではの果実を使ったメニューが楽しめる。

また、自宅でも気軽に楽しめる「おうちフルーツコーヒー」企画も進行中で、冷凍フルーツやジャムなどスーパーで手に入る食材を使ったレシピを、公式Instagramやウェブマガジンを通じて公開していく。

さらに、ドリップポッド専用カプセルと相性の良いフルーツを組み合わせたセット商品も、オンラインストアで順次販売する予定だ。

なお、本企画の立ち上げに先立ち、アイスコーヒーに関する意識調査を行なった。その結果、20代を中心に「フルーツコーヒー」への関心が高まっていることが明らかになった。

20代の約50％がフルーツコーヒーを「知っている」と回答したが、20代から60代にかけて全体の数字としては32％となり、まだまだ認知は広がっていない様子。そして、実際に飲んだことがある人は1割以下に留まった。

一方で、7割の人はフルーツコーヒーを飲んでみたいと回答している。飲んだことがある人の多くは「新感覚のドリンク」「暑い夏にピッタリのコーヒーの飲み方」「フルーツとコーヒーが合うことに驚いた」などを感想として挙げており、特に20代以下の若年層はアイスコーヒーにフルーティさや酸味といった味わいを求める傾向があることから、フルーツコーヒーという新たなカテゴリーでコーヒー需要のさらなる拡大に繋げられるのではと期待を込める。

報道陣向けに開催された試飲会では、｢スイカ×サマーブレンド2025｣｢バナナ×炭焼珈琲｣の2品を試飲することができた。

｢スイカ×サマーブレンド2025｣は、7月1日よりドリップポッド公式オンラインストアで発売予定の｢サマーブレンド2025｣とスイカを使ったメニュー。アガベシロップとスイカ果汁を入れたグラスに抽出したコーヒーを入れ、トッピングに薄くカットしたスイカをのせるという見た目も涼しげなフルーツコーヒーで、暑い日にピッタリな一品だ。

サマーブレンド2025は南国のフルーツが弾けるようなトロピカルな味わいをイメージしたコーヒーとなっていて、メロンやピーチ、パパイヤのようなコーヒーのみずみずしい甘みにスイカの清涼感が重なり、爽やかな風味に仕上がっていた。アガベシロップが下に溜まりやすいので、よく混ぜてシロップの甘さを全体に広げてから飲むのがオススメ。

2品目の｢バナナ×炭焼珈琲｣は、心地よい苦味に加えて、深みのあるスモーキーなロースト香が感じられる人気の定番ラインアップ｢炭焼珈琲｣とバナナを使ったメニュー。バナナと牛乳、抽出したコーヒーをミキサーで混ぜ、仕上げにホイップクリームとチョコソース、バナナスライス、ミントを飾りつけて、デザートドリンクとして楽しめる。