現地時間11日、Twitterはフォロワー数のカウント方法を変更することを発表した。これによって、わずかだが各ユーザーのフォロワー数が減少する可能性がある。
これまでの計測方法では、全てのアカウントが「フォロワー」としてカウントされていたが、Twitterの発表によると、今後はロックされたアカウントはカウントの対象外となるとのこと。同変更によって、各ユーザーで平均4人ほどフォロワー数が減少する可能性があるが、ユーザーによってはそれ以上フォロワー数が減る可能性もある。
フォロワー数の水増しを防ぐ
対象となる「ロックされたアカウント」は、長い期間アクセスされていない、いつもと違う場所やデバイスからログインを試行されたアカウントなど、悪用された可能性が示されたもの。一般的な使い方をしていれば、ロックされることは少ないはずだ。
Twitterは以前から、普通とは異なる行動を行なっているアカウントを早期にロックし、本人の確認が取れたもののみロックを解除する作業を行ないサービスの健全性を保っているが、今回の変更は健全性保護の強化と、フォロワー数に対する信頼性を高めるために行われる。具体的には、フォロワー数の水増しを防ぐため。今年1月にはフォロワー数の水増しのため大量の偽アカウントを作成し、著名ユーザーや企業アカウントに対して販売した会社の存在が明るみになっていた(すでに対策済み)。
ちなみに、「フォロワー数」のみがカウント対象外になる理由については、同項目がTwitterのサービスの中で「最も目立つ指標」だからだという。よって、フォロワー数以外の「フォロー数」や「いいね」などの数に関しては計測方法に変更はない。
ただし、Twitterのアクティブユーザーなどの指標に関しては今後もロックされたアカウントはカウント対象内になるとのこと。これに対しては疑問を呈するユーザーも少なからずいるようだ。