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Twitter、数年間未使用の非アクティブアカウント削除へ。故人アカウントなどが消える懸念

現地時間5月8日、Twitterを所有するイーロン・マスク氏は、自らのTwitterアカウントにおいて 「数年間未使用の非アクティブアカウントを削除している」 ことを明かした。

加えて、同対応によって各ユーザーの 「フォロワー数が減少する可能性がある」 ことにも言及している。

マスク氏は非アクティブアカウントの削除方針を2022年12月に予告していた。マスク氏は、非アクティブアカウントの削除について、どれくらいの期間非アクティブであれば削除されるのかなどの具体的な情報については言及していないものの、ツイート内容から 「すでに削除が実施されている」 もしくは 「まもなく削除が実施される」 可能性がある。

もし削除されると困るアカウントで、数年以上ツイート等をしていないようなら、一度ログインをして何らかのツイートをしたり、何らかのアクションはとっておいたほうが良さそうだ。

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Twitter、非アクティブアカウントが削除か

Twitterが非アクティブアカウントを削除するという方針をはじめて打ち出したのは、イーロン・マスク氏がTwitterを買収する前となる2019年11月

何年もログインもされていないようなアカウントがTwitter上に多くなってきたことを受けて、各ユーザーのフォロワー数が正確に反映できなくなっており、Twitterの信頼性の低下に繋がると考えたからだ。

Twitterはこのとき、2019年12月11日までに一度各アカウントへのログインを求めていた。この日付を過ぎてもログインが認められなかった場合には一部の休眠アカウントを削除するといった注意喚起のメールを該当者に送っていた。

また、Twitterは同社ポリシー上で、「少なくとも6ヶ月ごとにログインする」 ことを各ユーザーに求めている。アクティブでない期間が長期にわたると、「アカウントが恒久的に削除される場合がある」 とも明記している。

(画像:Twitter)

一定期間、活動が行われていないような休眠アカウントを削除することで、Twitterの実情が正確に反映されることが期待できる。また、すでに登録されている15億分のユーザー名を他のユーザーが使用できるようになるメリットもある。

一方で、故人のアカウントや貴重な情報を記録したアカウントまでも削除されることを懸念する声が挙がっている。2019年11月に非アクティブアカウントを削除するという方針をはじめて発表した際に同様の懸念の声があがり、Twitterは故人アカウントのような残すべきアカウントを削除対象から除外できる方法を作るまでこの削除方針を実行しないとした経緯がある。

それ以降、数年間運用されていないアカウントも残されているが、イーロン・マスク氏がTwitterを手中にしたいま、いよいよこうした休眠アカウントが削除されてしまうことになるのかもしれない。もし長らく放置しているアカウントを持っているようなら、とりあえずログインだけはしておいたほうが良いかもしれない。

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