現地時間6月6日、Appleは開発者向けイベント 「WWDC22」 にて次期tvOSの 「tvOS 16」 を正式発表した。本OSのアップデート内容については正式な発表はなかったものの、基調講演後に開発者向けに配信された 「tvOS 16 beta」 にて、同OSの新機能・変更点が明らかになっている。
そこで当記事では、 「tvOS 16」 の新機能をまとめた。今秋の正式リリースまでの予習にぜひ活用していただきたい。
Nintendo SwitchのJoy-Con/Proコントローラーをサポート
「tvOS 16」 では、新たにNintendo SwichのJoy-ConおよびProコントローラーがサポートされる。これまで 「PlayStation DualShock 4 ワイヤレスコントローラー」 および 「PlayStation 5 DualSense ワイヤレスコントローラー」 「Xbox ワイヤレスコントローラー」 などがサポートされてきたが、ついにNintendo Switch用のコントローラーも正式に接続・使用することが可能になる。
対応コントローラーは以下。
▼ PlayStationコントローラー
- PlayStation 5 DualSense ワイヤレスコントローラー
- PlayStation DualShock 4 ワイヤレスコントローラー
▼ Xboxコントローラー
- Xbox ワイヤレスコントローラー Series X|S
- Xbox Elite ワイヤレスコントローラーシリーズ 2
- Xbox アダプティブコントローラー
- Xbox ワイヤレスコントローラー (Bluetooth対応モデル/1708)
▼ Nintendo Switchコントローラー
- Joy-Con
- Nintendo Switch Proコントローラー
「HDR10+」 がサポート
「tvOS 16」 のApple TVアプリで、ハイダイナミックレンジ技術 「HDR10+」 がサポートされるように。 「HDR10+」 はHDR10の拡張規格。元データにダイナミックメタデータを付加することで、映像制作者の意図をより正確に再現できる。
Apple TV+タブのビデオフォワード機能
Apple TV+タブの上部にビデオプレビューが表示されるようになり、ユーザーが視聴したいApple Originalの番組を探しやすくなる。
Matterサポート
AppleはWWDC22の基調講演で、スマートホームの通信規格 「Matter」 に対応すると発表した。同規格に対応すると、Appleデバイスの 「ホーム」 アプリやSiriを通じて、様々なスマートホームアクセサリがシームレスに操作できるようになる。
AppleデバイスからMatter対応アクセサリを操作するためには、ホームハブとして実行されているApple TVもしくはHomePodが必要になる。tvOS 16ではこの対応が行われる予定だ。
Apple Fitness+
実行中のワークアウトの重要な場面で強度メトリクスが呼び出され、ユーザーのモチベーションを高めるために画面に表示される。
新しいリモコン機能
「iOS 16」 のコントロールセンターからリモートトグルからApple TVをコントロールできるように。
そのほかの新機能
- 「tvOS 16」 のコントロールセンターから家族の追加が提案されるように。
- 時計を12時間/24時間表記から選べるように
- 「テキストをホバー」 という新しいアクセシビリティ機能
- Apple TV+のコンテンツ視聴後に画面端で表示されるスタッフロール画面がより小さく
「tvOS 16」 対応機種&リリーススケジュール
「tvOS 16」 がサポートするデバイスは、「tvOS 15」 のサポートデバイスと同じ。Apple TV HD (第4世代)とApple TV 4K (第1世代)、Apple TV 4K (第2世代)の3モデルがサポートされる。
tvOS 16 対応機種
- Apple TV HD (第4世代)
- Apple TV 4K (第1世代)
- Apple TV 4K (第2世代)
「tvOS 16」 の正式リリースは今秋を予定している。正式リリースに向けて本日より開発者向けデベロッパープレビュー版が、今年7月よりパブリックベータ版が公開される予定になっている。
(via 9to5Mac)