1月25日、タイガー魔法瓶は高級コーヒーメーカー市場への参入を発表した。第1弾として、昨年4月に米国市場においてクラウドファンディングを実施し、先行市場へ導入していた自動サイフォン式コーヒー抽出型コーヒーメーカー 「Siphonysta」 を2月21日より発売する。
フラスコ内の水を沸騰させた際に生じた気圧の変化によって実現するサイフォン式コーヒー抽出は、ポコポコと沸く音が心地よく、シリンダーに少しずつ溜まっていく過程も美しいが、一方で用意する道具や作業工程が多い、抽出方法が難しいといった理由から、自宅でサイフォン式コーヒーを楽しむのが難しく、こだわりのカフェや喫茶店で長く愛されてきた。
しかしながら 「Siphonysta」 は、タイガー魔法瓶がこれまで培ってきたスチーム技術と熱制御技術を駆使して、自宅でもサイフォン式のコーヒー抽出を自動で楽しめる。
瞬時にコーヒー粉全体を蒸らすスチームを発生させ、一般的なドリップ式ではない浸漬式を採用。シリンダーの上下に圧力差を発生させてコーヒーを減圧ろ過して、抽出を行う新しい方式を採用する。
また、抽出過程で温度を切りかえてコーヒー豆本来の風味を引き出す、Dual Temp (2段階温度抽出) モードを搭載。雑味を押さえながら、よりコーヒー豆の風味を楽しめるという。
風味や濃さはそれぞれ3段階で調節できるため、おなじ豆でも最大で9通りの味を楽しむことができる。
本製品を構成するふたや上・下シリンダー、揚水パイプなどは食器洗い乾燥機に対応しており、普段の手入れがとても簡単だ。
サイズは幅31.3x奥行23.9x高さ36.6cm。重量は5.0kg。価格はオープン。2023年2月21日に発売予定だ。
(画像:Tiger)