Threadsにネタバレぼかし機能。コンテンツ消費時代における「語りたさ」と「遠慮」の両立へ

Metaは米国時間6月16日、同社が展開するテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」において、投稿内のテキストや画像にぼかしを加えることでネタバレを防止できる新機能のテストを開始したと発表した。まずは日本を含む一部ユーザーを対象に提供される。

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「ネタバレあり」でぼかす。投稿時に選べる新オプション

この機能は、映画やテレビ番組の感想をSNSで気軽にシェアしたいが、まだ視聴していないフォロワーに対してネタバレになることを懸念するユーザーに向けたもの。

投稿時に特定のテキストや画像に「ネタバレあり」と指定することで、閲覧者にはその部分がぼかされた状態で表示され、タップすることで内容が展開される仕組みになっている。

ぼかしを適用する操作はシンプルだ。投稿作成時にネタバレを含むと思われる文字列を選択し、表示されるオプションから「ネタバレありにする」を選ぶことで処理が完了する。

画像についても同様に、投稿画面左下の「…」メニューから「ネタバレありにする」を選択するだけでぼかしが適用される。必要に応じて「ネタバレの指定を解除」することも可能だ。

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「エンタメ共有の熱量」と「ネタバレ回避のジレンマ」Threadsが目指す共存

Threadsは2023年7月のローンチ以来、月間アクティブユーザー数3.5億人、デイリーアクティブユーザー数1億人超という規模に成長しており、その中でもエンタメ関連の投稿は高い人気を集めている。

国内においても、話題のドラマやアニメ、映画などがトレンドランキングに頻繁に登場するなど、カルチャー面での存在感が強まっている。たとえば、最近なら『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』がソーシャルメディアで大きな話題となっているため、同アニメに言及するユーザーを見たことはきっとあるはずだ。

視聴直後の興奮をそのまま文字に起こしてシェアし、同じコンテンツを楽しんでいるファンと交流する使い方が定着しつつある今、ネタバレへの配慮は重要な課題となっている。

Metaは今回のテストを通じて、コミュニティからのフィードバックを得ながら機能の改善を図る構え。SNSにおける「語りたい」と「遠慮したい」のバランスを両立する機能は、今後のソーシャルメディアの利用において重要視されるポイントになりそうだ。

(画像提供:Meta)

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