
MetaのX競合アプリ「Threads」が、新機能「ゴーストポスト」を世界中で展開した。ゴーストポストは投稿から24時間で自動アーカイブされるため、ユーザーは気軽に率直な意見や実験的な投稿を行える。
24時間で消える「ゴーストポスト」。低リスクで率直な投稿を可能に

ゴーストポストは、投稿してから24時間でタイムラインから自動的に消える投稿機能だ。
Threadsは2023年7月のローンチ以来、カスタムフィード、DM、Fediverse連携、最大10,000文字までのテキスト投稿、ネタバレ回避機能、コミュニティ機能などを順次追加してきた。ゴーストポストはこれらの流れの一環で、ユーザーがより率直な思考を共有したり、ライブスレッドや実験的なコンテンツに挑戦しやすくなることを目的としている。

ゴーストポストは、タイムライン上に灰色の点線バブルで表示され、通常のポストと視覚的に区別されるかたちで投稿される。投稿に付いたスマイリーフェイスアイコンで、他ユーザーがいいねや返信したかは表示されるが、誰が反応したかは投稿者のみが確認できる仕組みだ。
作成はモバイルアプリの投稿画面で「ゴースト」アイコンをオンにするだけ。他のユーザーからの返信は投稿者にDMという形で届き、タイムラインには表示されない。

フォロー外のユーザーからの返信は、メッセージリクエストの設定次第で通常DMかメッセージリクエストに届く。これらの設定はプロフィール右上のメニューから調整可能だ。
Metaはゴーストポストで、ユーザーが自由に投稿できる環境を作ることを狙っている。従来、Xでは古い投稿を削除するには手作業か有料のサードパーティーツールが必要だったが、Threadsは自動でアーカイブする。InstagramやFacebookのStoriesが成功していることから、消える投稿には一定の需要があると判断したようだ。同時に、消える投稿機能がないXに対しては差別化のポイントにもなるだろう。
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(画像:Meta)





