
TCLは2026年1月、米ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」において、新型スマートフォン「TCL NXTPAPER 70 Pro」を世界初披露した。
本モデルは、目の疲れを抑えることを重視した「NXTPAPER 4.0ディスプレイ」を採用し、“紙のように読めるスマートフォン”という新しい価値を打ち出している。スマートフォンによるデジタル疲労が課題となる中で、注目を集める1台だ。
NXTPAPER 70 Proは、一般的な光沢ガラスではなく、マット加工を施したIPS LCDを搭載。画面の反射や映り込みを抑えながら、フルカラー表示と高い視認性を両立している。CESの会場では、海外メディアや業界関係者から「目に優しいスマートフォンの完成形」といった評価も聞かれた。
フルカラー表示とE-Ink風ディスプレイを切り替えて使える

最大の特徴は、6.9インチのFHD+(2340×1080)NXTPAPER 4.0ディスプレイだ。マットな表面処理により反射を大幅に抑え、屋外でも見やすさを確保している。リフレッシュレートは120Hz、ピーク輝度は900nitsと、普段使いでも違和感のない操作感を備える。
目への配慮として、ブルーライト低減(3.41%)、フリッカーの抑制、自然光モードなど7つの技術を組み合わせており、TÜV Rheinland Low Visual Fatigue A+2.1やSGS Dim-Light Eye Protectionといった認証も取得している。

本体側面には専用の「NXTPAPERキー」を搭載し、以下の3つの表示モードをワンタッチで切り替えられる。
- Color Paper Mode:通常のフルカラー表示
- Ink Paper Mode:彩度を抑え、読書や作業に集中しやすい表示
- Max Ink Mode:通知が最小限に抑えられ、モノクロ表示で紙に近い読書体験を実現
Max Ink Modeでは、最大7日間の連続読書や、スタンバイ時で最大26日間の利用が可能とされている。書籍ライブラリのほか、AIによる要約や読み上げなどの読書支援機能も標準で備える。
ミッドレンジ以上の性能で実用性も十分。スタイラスでノート用途も視野に

NXTPAPER 70 Proは、目に優しいだけでなく、性能面でも実用性を重視している。プロセッサには4nmプロセスのMediaTek Dimensity 7300を採用。メモリは8GBで、仮想拡張により最大24GB相当まで利用できる。ストレージは256GBまたは512GB。
バッテリー容量は5,200mAhで、33Wの急速充電に対応。約75分でフル充電できるとしている。
カメラは50MPのメインカメラ(OIS対応)と8MPの超広角カメラを搭載。フロントカメラは32MPで、TCL独自の映像処理技術「MuseFilm」により、写真や動画の表現力を高めている。
そのほか、IP68の防水・防塵性能、Android 16、NFC、Bluetooth 5.4、側面指紋認証など、基本機能も一通りそろう。AI機能としては、リアルタイム翻訳や音声メモの要約、Google Geminiとの連携などに対応する。
- プロセッサ:MediaTek Dimensity 7300(4nmプロセス)
- メモリ/ストレージ:8GB RAM(最大24GB仮想拡張) + 256GB/512GBストレージ
- バッテリー:5,200mAh + 33W急速充電
- カメラ:50MPメイン(OIS対応) + 8MP超広角、32MPセルフィー
- その他:IP68防水防塵、Android 16、圧力感知対応T-Penスタイラス対応(別売)、AI機能(リアルタイム翻訳、音声メモ要約など)
別売の「T-Pen」スタイラスにも対応し、筆圧検知による手書き入力が可能。画面オフの状態でもメモを取れるほか、AIを活用したジャーナル機能など、デジタルノートとしての使い方も想定されている。
カラーはNebula GoldとStellar Blueの2色展開。グローバルでの発売は2026年2月予定で、欧州価格は256GBモデルが339ユーロ、512GBモデルが389ユーロだ。現時点で日本での発売は未定。



