任天堂が2016年12月にリリースしたスマホアプリ「スーパーマリオラン」。マリオが自動で走りユーザーはジャンプの時に画面をタッチするだけ、というとても単純なものだったが、実際にプレイしてみると奥が深く、多くのユーザーが楽しんだ。
このスーパーマリオランは2017年10月時点で2億ダウンロードを達成。その後もダウンロード数は増えていたものと予想されているが、リリースから1年半で同アプリがどれほど稼いだのか、調査会社Sensor Towerがレポートを公開しているので同記事で詳しく紹介したい。
スーパーマリオランは累計66億円の売上を記録
レポートによると、「スーパーマリオラン」はリリースから累計で6,000万ドルを稼いだとのこと。日本円にするとなんと約66億円。具体的な数字は不明だが、アプリを一つ開発するためにそこまで巨額な費用は必要としないことから、「スーパーマリオラン」は莫大が利益を生んだことになる。
ちなみに、この売上の77%はApp Storeから発生したという。Google Playからはわずか23% 。つまり、iPhoneやiPad、iPod touchで課金したユーザーがほとんどであるということになる。
「スーパーマリオラン」はAndroid版もリリースされていたが中身に違いはほとんどない。それにも関わらず、iOS版とAndroid版の間にこれほどまでに大きな差が生まれたのは、おそらくリリース時期に違いがあったことが原因と思われる。「スーパーマリオラン」のiOS版は2016年12月にリリースされているが、Android版に関しては翌年の3月にリリースされている。
また、Androidユーザーの方がiOSユーザーよりも財布の紐を固く結んでいる傾向にあるとも言われており、各プラットフォームのユーザー層の違いも影響しているのかもしれない。
ちなみに「スーパーマリオラン」の売上を地域別にみると、約43%がアメリカ、約17%が日本。このふたつの国だけで全体の60%を販売していたことが明らかになっている。
[ via 9to5Mac ]