「Studio Display」 はWindows PCでも動作。ただし一部機能はMacとの接続時に利用可能

Appleの新型純正ディスプレイ「Studio Display」 は、Windows PCとの接続にも対応していることがわかった。米Apple系メディアMacRumorsが現地時間9日、Appleから直接確認を取れたと伝えている。

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Studio DisplayはWindows PCとも接続できるが一部機能は利用できず

MacRumorsによると、「Studio Display」 はMacやiPadだけでなく、Windows PCと接続して使用することが可能であるという。

ただし、センターステージやTrue Toneなどの一部の内蔵機能に関してはWindows PCとの接続下では利用できず、また、ウェブカメラやファームウェアアップデートについてはやはりMacとの接続が必須となっていることから、Windows PCとの接続に関してはサブ的な要素として考えた方が良いだろう。

Studio Displayのカメラ機能とファームウェアのアップデートを利用するには、Macに接続する必要があります。12.9インチiPad Pro (第3世代と第4世代)、11インチiPad Pro (第1世代と第2世代)、またはiPad Air (第5世代) に接続した場合、Studio DisplayのUSB-Cポートのデータ転送速度はUSB 2の速度になります。

(Apple公式サイトより引用)

「Studio Display」 は、Appleが開発した27インチの5K Retinaディスプレイ。画面サイズは27インチで、解像度は5,120×2,880ピクセル (218ppi)、最大輝度は600ニト。広色域 (P3) やTrue Toneテクノロジーに対応する。オプションで映り込みの少ないNano-textureガラスが選択可能だ。

本体にはアルミニウム筐体が採用されていて、Pro Display XDRや24インチiMacのディスプレイに近い見た目をしている。備え付けのスタンドは最大30度まで傾けられるほか、傾きと高さの両方を調整できるスタンドや、VESAマウントアダプタをオプションで選択することも可能。

本体背面には、周辺機器やストレージ、ネットワークを最大10Gb/sの速度でディスプレイに直接接続する3つのUSB-Cポートと、Macをケーブル1本で接続できるThunderbolt 3 (USB-C) ポートが1つ搭載されている。Thunderbolt 3ポートからは96Wの給電も可能で、14インチMacBook Proを高速充電できる。ちなみに、14インチ・16インチMacBook ProにはStudio Displayを最大3台接続可能だ。

Studio Displayには 「A13 Bionicチップ」 が搭載されており、カメラやオーディオシステムによる体験を提供する。カメラは12MPの超広角カメラが搭載されていて、FaceTimeビデオ通話でユーザーをフレーム内に捉え続ける 「センターフレーム」 に対応。マイクもノイズの少ないスタジオ品質の3マイクアレイが搭載されているため、通話中にクリアな音声を相手に届けることができる。

スピーカーは原音に忠実な6スピーカーサウンドシステムが搭載。4つのフォースキャンセリングウーファーが歪みを最小限に抑えて力強くはっきりとした低音を生み出し、2つの高性能ツイーターが正確な中音と明瞭な高音を作り出すという。空間オーディオにも対応する。

「Studio Display」 はApple公式サイトで199,800円(税込)~で購入可能。予約受付が始まっており、発売は3月18日を予定している。

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(画像:Apple)

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