現地時間11日、クラウドストレージサービスのDropboxが、米証券取引委員会に上場を申請したことが、複数の関係者の証言から明らかになった。Bloombergが報じている。
匿名を条件に語った関係者の話によると、この上場申請は非公開で行われており、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースが幹事を務める。2018年前半の上場を目指している。
以前にもDropboxは上場が噂されていたが、2014年に実施された私募による資金調達で、会社評価額が100億ドルに上がっており、業績が同評価額に見合うようになるまで上場を見送っていた経緯がある。しかし、2016年6月の段階で黒字化を達成しており、さらに2017年夏には年間売上高10億ドルを突破していた。
ちなみに、今回の上場申請は非公開で行われているのだが、これは2015年に成立したJOBS法によって行うことができるようになっている。同法が適用されてから、多数のIT企業は非公開での上場申請を行っており、先日上場計画が報道されたSpotifyも、この方法を利用して上場を申請している。
Spotify、ニューヨーク証券取引所に上場へ 新株の発行は伴わない方針
定額制音楽配信サービスの「Spotify」が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するため、米証券取引委員会(SEC)に上場を申請したことが判明した。 Reutersによれば、Spotifyは2018年前半の上場を目指しており、時価総額...