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アドビ、源ノ角ゴシック (Source Han Sans) をバリアブルフォントに。191の日本語フォントも新たに追加

4月9日、アドビは源ノ角ゴシック (英語名称:Source Han Sans) がバリアブルフォント(可変フォント) になったことを発表した。

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「Source Han Sans」 の最新版フォント 「Source Han Sans Variable」 がリリース

源ノ角ゴシックは、東アジアの幅広い言語をサポートするオープンソース書体として2014年にはじめてリリースされた。リリース以降も継続的にアップデートが行われ、現在では簡体字中国語、繁体字中国語(台湾)、繁体字中国語(香港)、日本語、韓国語の地域固有のグリフのバリエーションの多くをカバーしている。

バリアブルフォントは、ひとつのフォントファイルでありながら文字の太さや字幅、傾斜などを自由に調整できるフォントを可変で使える仕組み。これまでは、ひとつのフォントで複数の幅・ウェイトを使用するには、それぞれ別のフォントファイルを用意し読み込ませる必要があったが、バリアブルフォントでは、これらをひとつのフォントファイルのみで完了でき、場合によってはファイルサイズを大幅に削減することも可能。

源ノ角ゴシックのバリアブルフォントは、以前のようなExtra LightからHeavyまでの7つの決められたウェイトのほかに、最小値から最大値の間の数値で表現される連続したウェイトを自由に使用できる。ニーズに応じて微妙なタイポグラフィの変化や効果を作り出すことができ、表現の幅を広げることが可能だ。

源ノ角ゴシックは、こちら(英語)からダウンロードできる。ぜひご活用を。

また、アドビは今月8日に191種類の新たな日本語フォントを追加。全部で436フォントが利用できるようになったことを発表している。日本語フォントのラインナップをpdfで一覧できる見本帳「日本語書体一覧」がこちらからダウンロード可能なため、気になる方はぜひご確認いただきたい。