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Sony、新型ヘッドホン 「WH-1000XM4」 正式発表 ノイズキャンセル性能が向上、デバイス2台と同時接続可能に

現地時間8月6日、ソニーは新型ノイズキャンセリングヘッドホン 「WH-1000XM4」 を発表した。価格は40,000円(税別)、本日から予約受付が開始されており、発売は9月4日を予定している。

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ノイズキャンセリング性能が向上した新型ワイヤレスヘッドホン 「WH-1000XM4」

「WH-1000XM4」 は、2018年9月に国内発売した 「WH-1000XM3」 の後継モデル。先代モデルよりも性能の高いアクティブノイズキャンセレーションを特徴とし、音声通話品質も改善している。内蔵ドライバーは40mm、ここは先代モデルと同じだ。

ノイズキャンセリングプロセッサは先代と同じQN1だが、新しいBluetooth SoCとアルゴリズム、周囲のノイズの変化を毎秒700回以上のセンシングによってリアルタイムな高いノイズキャンセリングを実現した。特に人の声や環境ノイズなど中高音域のノイズキャンセリングを改善しており、より静かな環境で音楽を試聴することができるようになっている。

また、右のイヤーカップの上に手を置くことでノイズキャンセリングを一時的に減らすクイックアテンション機能も引き続き搭載される。

新機能として、ユーザーの声に反応して音楽を一時停止し、より周囲の音が聞こえるようにする 「スピークトゥチャット」 機能が搭載される。この機能を使うことで、周囲の人に話しかけられたときでもヘッドホンを外さずに会話することが可能になる。話をやめてから30秒後に自動で音楽が再生されるスマートさも併せ持つ。

さらに2台のデバイスと同時に接続できるようになっており、たえばスマートフォンとラップトップPCと接続し、音楽が流れている方に自動的に接続が移るよう改善されている。スマートフォンの電話が鳴ったら、自動的に接続先をスマートフォンに切り替えることができるためスムーズに会話に移行することが可能だ。

また、MP3などの音源をハイレゾレベルに近づける 「DSEE Extreme」 にも対応した。この機能は従来 「DSEE HX」 と呼ばれていた機能を拡張したもので、AI技術を使ったリアルタイムな楽曲の解析を行うことで、圧縮時に失われた音を再現することが可能だ。

対応するBluetooth規格は 「Bluetooth 5.0」 。有線接続用の3.5mmイヤホンジャックが搭載されており、付属する3.5mmオーディオケーブルを使うことで有線環境で音楽を聴くことができる。ダブルピン形式のアダプタも搭載されているため古いタイプの飛行機に乗っても利用することが可能だ。対応コーデックはLDAC、SBC、AACで、aptX/aptX HDには非対応となった。

バッテリー持ちは最長30時間、ノイズキャンセリング機能をオフにすると最大38時間もつ計算だ。急速充電にも対応しており、10分の充電で5時間は使用することが可能だ。カラーラインナップはブラックとプラチナシルバーの2色。価格は40,000円(税別)で、発売は9月4日を予定。本日から予約受付が開始されている。