現地時間9月5日、ドイツ・ベルリンで開催されている 「IFA 2019」 にあわせる形で、米SONOSが新製品発表イベントを開催。同イベントの中で新製品 「Sonos One SL」 を発表した。
マイク機能を省いた 「Sonos One」 シリーズの廉価モデル
「Sonos One SL」 は、同社のスマートスピーカー 「Sonos One」 シリーズの実質的な廉価モデル。マイク機能を省いたことで価格を抑えた製品になっている。
一見するとこれまでの 「Sonos One」 と見た目は変わらないものの、よく見ると天板部分にマイクが搭載されていないことが確認できる。本来このマイクはAmazon AlexaやGoogleアシスタントといった音声アシスタントを使用するためのもの。
しかし、必ずしも同アシスタントをすべてのユーザーが使うわけではない上に、「Sonos One」 シリーズは2台繋げることでステレオペアリングが利用できる。さらにAppleのオーディオキャスト機能 「AirPlay 2」 にも対応しているため、既存ユーザーでも 「Sonos One」 の音声アシスタントを使わないケースもあるはず。
「Sonos One SL」 はそんなマイク機能が不要なユーザー向けの製品となっている。2台目の 「Sonos One」 を購入するなら 「Sonos One SL」 が最適だろう。
「Sonos One SL」 は2019年9月12日に発売予定。カラーラインナップはブラックとホワイトの2種類。価格は179ドルで、本日から米国などで予約受付が開始されている。日本での発売については現時点でアナウンスはないため、今後の発表に期待となる。
追記 (2019/09/06 11:30)
「Sonos One SL」 の日本での発売がアナウンスされました。価格は21,800円(税別)、発売時期は2019年10月です。
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