米オーディオブランドのSonosは、同社初のワイヤレスヘッドホン 「Sonos Ace」 の国内発売日を6月21日(金)に決定した。
価格は74,800円(税込)。発売に先駆けて、今月7日(金)から予約を開始している。
「Sonos Ace」 の国内発売日が6月21日に決定
「Sonos Ace」 は、米サンタバーバラに本拠を置くオーディオメーカー 「Sonos」 が開発したオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホンだ。
同製品が目指したのは、快適な装着感とプレミアムなオーディオ/シネマ体験。特に他社ワイヤレスヘッドホン製品と一線を画す最大のポイントが、映画・ドラマといった映像コンテンツにおいて圧倒的な没入感を実現していることだ。
最近では当たり前になっているアクティブノイズキャンセリング (ANC) 機能に対応するのはもちろんのこと、ロスレスオーディオや空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキングといった最新のオーディオ技術を使って、ヘッドホンでありながらもまるで映画館にいるかのようなリッチなシネマ体験が得られるよう設計されている。
Sonos AceはBluetoothで各デバイスと接続することが可能だが、それ以外の方法としてSonosのサウンドバーとWi-Fiで繋ぐことで、ホームシアターシステムに流れる音をヘッドホンで聴くことができる。
右側のヘッドホンに搭載されているボタンを3秒長押しすることで、ホームシアターの音声をサウンドバーからSonos Aceに切り替えられる。ダイナミックヘッドトラッキングに対応しているため、体勢を変えたとしても映画の体験を損ねない。
この機能のユースケースとして、Sonosは家族で映画を視聴している環境を一例として提案する。例えば夫婦で1本の映画を観ているとき、パートナーが途中で眠くなってしまったとしても、テレビの音声の再生先をSonos Aceに切り替えれば、自分だけ映画の続きを楽しむことができるということだ。
この機能を利用するにはSonosのサウンドバーが必要となるため、Sonosに熱心なファン向けのヘッドホンとも捉えることができるが、その使い勝手はとても良かったことから映画が好きな方には便利だろう。ただし、対応するサウンドバーは発売当初Sonos Arcのみとなり、発売後数ヶ月にわたってSonos Beam、Sonos Rayへ対応デバイスを拡大していくとのこと。
音質についても、Sonosは最高品質を目指した。2つのカスタム設計の40mmドライバーをヘッドホンに内蔵しており、どの音域も正確で歪みのないサウンドを再現する。
さらに、Dolby Atmosを利用した空間オーディオ機能やロスレスオーディオも利用できる。ロスレスオーディオは、Bluetooth (v5.4) を介したaptX Losslessを利用してスマートフォンやタブレットなどから再生できるほか、USB Type-C経由でも再生することが可能だ。
また、本製品はアクティブノイズキャンセリング (ANC) 機能のほかにアウェアモード (外部音取り込み機能) に対応する。モードの切り替えは右側のイヤーカップのボタンから簡単に切り替えることが可能だ。本体には8つのビームフォーミングマイクが正確に配置されている。このうち6つがANC用のマイクになっていて、周囲の雑音を的確に遮断し、快適な視聴環境を構築してくれる。残りの2つのマイクは通話用マイクで、装着者の声を拾うためのものだ。
さらに2024年後半には、空間を正確にマッピングしてサラウンドサウンドシステムを生み出す、Sonosの最新テクノロジー 「TrueCinema」 が登場予定。この 「TrueCinema」 は既存のTruePlayと同じように機能し、その部屋本来の聴こえ方と同じように調整され、部屋のどこにいても最適なオーディオ環境のもと映画やドラマを視聴できる体験が可能だという。
ヘッドホンのサイズは191x160x85mm。重量は312g。映画のような長時間のコンテンツの視聴中に首や肩に負担がかかりにくいよう、本体には高級素材を用いて軽量化。メモリーフォームをヴィーガンレザーが包み込み、ヘッドバンドとイヤーカップが精巧な密閉構造を作り上げている。
カラーラインナップはブラックとソフトホワイトの2色展開。バッテリー駆動時間は、ANCあるいはアウェアモードを有効にした状態で最大30分。急速充電にも対応しており、3分間の充電で約3時間の再生が可能だ。
日本での価格は74,800円(税込)。6月7日(金)から以下サイトにて予約受付が開始されている。
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