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Sonos、新OS「Sonos 27」発表。アプリ刷新でChatGPTなど外部AIとの連携、スピーカー自動認識など可能に

オーディオブランドのSonosは日本時間9月1日、次世代のオーディオ・オペレーティングシステム「Sonos 27」を発表した。

同システムは、AIを用いた音声操作やスピーカー同士の柔軟な連携、操作用アプリの刷新など、家庭内の音響体験を向上させる新機能を多数盛り込んでいる。

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外部AIのシステム連携と、配置を自動検知する「Sonos Fabric」

「Sonos 27」は、Sonosが20年以上にわたって培ってきた技術を盛り込んだ、オーディオ・オペレーティングシステムの最新バージョンにあたる。

これまで同社が構築してきた音響システムを正式に定義したもので、家庭内にある複数のスピーカーをまとめて管理し、音楽再生やスピーカーの設定などを一元的に扱う、いわばSonosシステム全体のコントロールセンターとして機能する。

まず、音声操作においては、AIを柔軟に組み込める仕組みを採用した。独自の音楽特化型アシスタント「Sonos 27voice」では、ユーザーの言葉から聴きたい音楽だけでなく、その場のムードまで読み取り、複数のスピーカーをグループ化するといった複雑な操作にも対応する。

さらに、AIとの連携を広げるため、「Model Context Protocol(MCP)」という業界標準規格を採用した「Sonos 27mcp」も導入する。MCPは、AIが外部のサービスや機器と情報をやり取りするための共通ルールのようなもの。Sonosでは、この仕組みを使ってChatGPTなど普段利用している外部AIアシスタントとスピーカーを接続し、AIとの会話を通じて音楽を再生したり、スピーカーを操作したりできるようになる。

つまり、Sonos独自の音声アシスタントを使うだけでなく、ユーザーが普段使っているAIからSonosのシステムを操作できるようになるわけだ。このほか、独自の個性や音声を持つAIモデルをユーザー自身が作成できる「Sonos Custom Agents」も予告されている。

また、スピーカーの設置や移動にかかる手間を減らす新たなシステム機能も用意される。機器同士が互いの位置や状態を認識して動作する「Sonos Fabric」を導入し、その一部として、高周波の音を使ってスピーカーの配置を検知する「Sonos Positioning Technology」を採用している。

この仕組みを活用した「Portable Surrounds」では、ポータブルスピーカーを移動させるだけで、サラウンド環境を自動的に構成できる。

たとえば「Sonos Play」や「Sonos Move 2」をテレビの後ろなどに置けば、すぐにリアサラウンドスピーカーとして利用できるため、スピーカーの接続や設定をその都度やり直す必要がない。ただし、ポータブルスピーカー「Sonos Roam 2」は、接続性の仕様上の制限により「Portable Surrounds」のサポート対象外となる。

スピーカーの使い勝手を左右するモバイルアプリも大きく変わる。「Sonos 27app」は、日常的な操作をよりシンプルに行えるよう全面的に刷新される。

具体的には、新たなナビゲーションとして「ホーム」「システム」「検索」の3つのタブを用意。画面上で直感的なスワイプ操作ができるほか、よく使う部屋をピン留めして、すぐにアクセスできるようになる。さらに、よく使うスピーカーの組み合わせや音量設定を1タップで呼び出せる「プリセット機能」や、各機器の動作状況を確認できる「システムヘルスビュー」なども用意される。これらの機能は秋に順次提供される予定だ。

また、iOSデバイス向けの機能としては、アプリを開かなくてもロック画面やDynamic Islandから再生・操作できる機能がすでに利用できるようになっているほか、今秋からは2本の指を画面上でひねるように動かして音量を調整する「バーチャルボリュームノブ」機能も利用できるようになる。

「Sonos 27」は、従来の「Sonos S2」に対応する製品であれば、ソフトウェアアップデートを通じて利用できる。新しいアプリのナビゲーション機能と「Sonos 27mcp」は9月8日から先行アクセスとして提供を開始する。「Portable Surrounds」も同日から、対応スピーカーの所有者を対象に順次提供される。

一方、独自の音声アシスタント「Sonos 27voice」は、まず米国向けの英語から提供を開始する。その後、対応する言語や地域を順次拡大していく予定だ。

(画像提供:Sonos)