
ソフトバンクは4月10日、同社が提供する料金プランについて、7月1日から月額料金を改定すると発表した。
値上げ幅は最大550円で、既存ユーザーにも新料金が適用される。請求締め日が毎月20日の場合は、7月21日から改定後の料金となる。
基本料が月額1万円を超えるプランも。値上げの背景にコスト増と投資拡大
今回の改定では、「ペイトク」や「メリハリ無制限+」が月額550円の値上げとなるほか、「ミニフィットプラン+」などは330円、「ケータイ100MBプラン」やキッズフォン向けプランは110円の値上げとなる。たとえば「ペイトク無制限」は9,625円から1万175円に引き上げられる。
一方、ワイモバイルブランドでも料金改定を実施する。「シンプル3 S/M/L」は6月2日から、「シンプル2 S/M/L」「シンプル S/M/L」は7月1日から値上げとなる。「シンプル3」は220円、「シンプル2」は330円の値上げとなる。
ただし、「シンプル3 S」については、「SoftBank 光」または「SoftBank Air」に加入し、「PayPayカード ゴールド」で月額料金を支払うことで、「PayPayカード割」「PayPayカード割増額特典(ゴールド)」「おうち割 光セット(A)」が適用され、改定前と同じ月額780円(税込858円)で利用できる。
また、2026年6月1日までに「シンプル3 S/M/L」を利用しているユーザーには、新たに提供される「シンプル3特別割引」により、6月2日から12月31日まで改定前と同額で利用できる経過措置も用意されている。
料金改定にあわせて、複数の付加サービスも追加する。4月10日から提供を開始した衛星通信サービス「SoftBank Starlink Direct」により、対応端末で衛星と直接通信できる環境を整備。圏外エリアや災害時の連絡手段としての活用を想定する。
さらに7月1日からは、通信混雑時に優先的に接続できる「Fast Access」を提供するほか、海外でのデータ通信を最大5日間無制限で利用できる「海外データ放題」も追加料金なしで利用可能とする。対象は200以上の国と地域に広がる。
同社 専務執行役員の寺尾洋幸氏は、今回の料金改定について、通信トラフィックの増加に伴うネットワークの高速化対応や、ランサムウェア対策の強化、燃料費の高騰などを理由に挙げた。加えて、次世代通信や新技術への投資拡大も背景にあると説明している。
通信品質の維持と新サービスの拡充を両立するための措置と位置付けられるが、既存ユーザーも対象となる広範な値上げであるだけに、今後の利用者の動向が注目される。
(画像:ソフトバンク)
