ソフトバンクは、「副回線サービス」 を4月12日より提供開始すると発表した。
「副回線サービス」 は、ソフトバンクの回線を契約するユーザーが、一時的にauの回線に切り替えて通信できるサービス。ソフトバンク回線で通信障害が発生したときや、災害時に繋がりにくい状態になったときでも通信ができる。
ソフトバンク、「副回線サービス」 4月12日より提供開始
KDDIとソフトバンクは、通信障害や災害で不通となった通信の復旧までの代替手段の確保も課題として捉えており、今般両社で協力することで本サービスを提供する運びとなったという。
本サービスはオプションとして提供されるため、他社で別途回線を申し込む必要はない。ただし、auの「副回線サービス」では物理SIMのほかeSIMが利用できるが、ソフトバンクにおいてはeSIMのみでの提供となるため、利用できる機種もeSIMに対応したスマートフォンに限られる点には注意が必要だ。
利用できるサービスは、音声通話/データ通信/SMS/110番、118番、119番などへの特番通話/緊急通報位置通知/緊急速報メール/国際SMS。S!メール (MMS)/国際アウトローミング/国際電話は利用できない。
料金体系は、個人向けが429円(税込)、法人向けが550円(税込)。利用できるデータ容量は個人が500MB/月、法人が1GB/月。音声通話料はどちらも22円(税込)/30秒、SMS送信料は3.3円(税込み)/通。通信速度は個人が最大300kbps、法人が最大1Mbps。
月額基本料 | データ容量※2 | 音声通話 | SMS送信料※4 | |
---|---|---|---|---|
個人 | 390円 (税込429円) |
500MB/月 | 20円 (税込22円)/30秒※3 | 3円 (税込3.3円)/通 |
法人 | 500円 (税込550円) |
1GB/月 |
※2 通信速度は個人向けが送受信最大300kbpsで、法人向けが同1Mbpsです。所定のデータ量を超えた場合は、個人・法人向けとも送受信最大128kbpsとなります。
※3 ナビダイヤル (0570から始まる番号) など一部対象外の通話があります。
※4 国内から国内宛ての場合。1~70文字 (1文字2バイト換算) の場合の金額です。文字数により送信料が異なります (1通信当たり最大30円 (税込み33円) )。受信は無料です。なお、国内から海外宛ての場合、SMS送信料は100円/通 (1通信当たり最大1,000円) で消費税はかかりません。
利用できるユーザーは、ソフトバンクの 「基本プラン (音声)」 「通話基本プラン」 「通話定額基本料」 「通話定額ライト基本料」 「ホワイトプラン」 「タイプX」 「タイプXにねん」 「標準プラン」 を契約するユーザー。
提供は2023年4月12日からで、ソフトバンクショップで申し込みが可能だ。
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(画像:ソフトバンク)