4月14日、ソフトバンクはソニーの新型スマートフォン 「Xperia 1 III」 を2021年6月中旬以降に発売することを発表した。
「Xperia 1 III」 は4月14日にソニーが発表した新型フラグシップ型スマートフォン。ソフトバンクにとって初となる5Gミリ波対応モデルとなる。カラーラインナップはフロストブラック、フロストパープルで、予約開始日についてはまだ告知されていない。
ソフトバンク、「Xperia 1 III」 を6月中旬以降に発売
「Xperia 1 III」 は 「Xperia 1 II」 の後継機種として投入される5Gスマートフォン。先代モデルから基本デザインを踏襲するが、各性能が向上しているのが特長だ。
本体サイズは71×165×8.2mmで、側面にGoogleアシスタントボタンが新たに搭載される。
画面には4K/HDRに対応した6.5インチ有機ELディスプレイが搭載され、リフレッシュレートは最大120Hz。ディスプレイの色ズレを補正するキャリブレーションによって、240Hz相当の表示も可能だ。
タッチパネルのサンプリングレートも240Hzに向上していて、素早いタッチレスポンスにも対応する。ちなみに4KとHDR、120Hzのリフレッシュレートに対応したスマートフォンは世界初。
搭載SoCはQualcommのSnapdrafon 888。処理性能は間違いなくハイエンド。ソフトバンクで販売されるモデルは、メモリ容量は12GB、内蔵ストレージは256GBとなっている。
ちなみに本グローバル製品は5Gに対応するが、Sub-6だけでなくミリ波にも対応し、高速通信が可能だ。
Xperiaシリーズといえば高いカメラ性能が特長だが、それは今回の新型モデルでも健在。
搭載されるカメラレンズはいずれもZEISSレンズ。焦点距離16mm(F2.2)※35mm判換算の超広角レンズ、24mm(F1.7)の広角レンズに加えて、高いAF性能を備えた可変式望遠レンズによる3眼式。可変式望遠レンズがスマートフォンに採用されたのは世界初。1つのレンズで70mm(F2.3)と105mm(F2.8)の2つの焦点距離を備え、より被写体にクローズアップした撮影ができるなど構図の自由度が広がる。
さらにカメラのスピード性能も一層強化。すべてのレンズにデュアルフォトダイオードセンサーを搭載し、焦点距離105mmの望遠レンズでも高速・高精度・高追従なコンティニュアスAFを実現したとする。
また、任意の被写体を画面上でタッチするだけで、高精度に追従し続ける「リアルタイムトラッキング」を新搭載。ソニーのレンズ交換式デジタル一眼カメラα(Alpha)のエンジニアが開発した高いAF性能で、動きの速い被写体も捉えて離さず、大切な一瞬を鮮明に切り取ることが可能だ。
さらに、サウンドについても着実な進化が感じられる。「Xperia 1 III」 には先代モデルから音質を維持したまま音圧を約40%向上させたフルステージステレオスピーカーが搭載された。
スピーカーをフロント側に左右均等に配置し、立体感ある音場を実現。さらに有線イヤホンに接続したときの音圧も40%向上するなど妥協のない音質向上が特長。通常ステレオ音源を立体音響化できる「360 Spatial Sound」にも対応する。
防水・防塵耐性はIP65/68。ソフトバンクにおけるカラーラインナップは、フロストブラックとフロストパープルの2色展開。発売は2021年6月中旬以降になることが案内されている。