いよいよ「Siri」がデベロッパーに開放か 「WWDC 2016」で発表される可能性あり

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音声アシスタント機能「Siri」が、いよいよサードパーティ製アプリなどで使用できるようになるかもしれない!

The Informationによると、Apple「Siri SDK」と呼ばれる開発キットを用意していて、「WWDC 2016」にも同SDKの発表を行う予定であると伝えている。

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デベロッパーにとっては念願の「Siri SDK」か

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ここ数年で、Appleはアプリのデベロッパーなどに対し、多くの「SDK」と呼ばれる「ソフトウェア開発キット」を提供をしている。

例えば、「iOS 8」の発表時に「HomeKit」というSDKがリリースされた。これは、iOS端末とスマート家電製品との連携のためのSDKで、これらの端末を連携させるアプリを開発できるようにしていたりと、Appleはサードパーティ向けのアプリ開発キットを複数用意している。

今回の「Siri SDK」が公開された場合、デベロッパーは「Siri」に関連した様々なアプリが開発できるようになり、サードパーティ製アプリ内で「Siri」のコントロールや「Siri」機能を使用したアプリの開発ができるようになるかもしれない。

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TechCrunchによれば、これらの情報は数週間以上も前から出ていたようで、AppleがこのSDKを用意している可能性は非常に高そうだ。

今回のSDKで、デベロッパーはどの程度まで「Siri」を利用できるようになるのかなどまだまだ気になることは多くあるが、残念ながら具体的な話については何も分からない。詳細は「WWDC 2016」での発表を待つしかなさそうだ。

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「Amazon Echo」のようなホームアシスタント家電も開発中?

また、Appleは「Amazon Echo」や先日Googleが発表した「Google Home」のようなホームアシスタントスピーカーの開発も行っているようで、音声アシスタントである「Siri」が搭載されたホームアシスタント家電が登場する可能性もあるとしている。

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「Siri」に関しては、突然降って湧いてきたような話で若干驚きを隠しきれないのだが、今の「Siri」のレベルでは意外と使える機会は少ない。アプリデベロッパーにSDKを提供することで、多くのアプリでも使用できるようになれば「Siri」を活用する場は大きく広がるだろう。

ましてや、居間に「Siri」が常設できるようになれば、他のApple製品との連携がとても便利そう。居間に1台、家の管理を任せる「Siri」がいる時代がやってくるのかもしれない。

ちなみに、もし「Amazon Echo」のようなホームアシスタント家電が登場する場合、Appleは「Apple TV」のような価格帯ではなく、もっと高いハイエンド端末としての値段設定にするかもしれない。これに関してTechCrunchは、300ドル(約3万3000円)程度でリリースされると予想しているとのこと。

「Amazon Echo」について知らない方は、ぜひ下記の動画を見てみよう。なんとなくだが、ホームアシスタントスピーカーについて理解できるはずだ。

[ via TechCrunch ]

AppleWWDC 2016
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