
5月14日、シャープは4K mini LEDテレビ 「AQUOS XLED HP1/HP2ライン」 を発表した。
展開する製品は、HP1ラインが75V型/65V型/55V型をラインアップ。HP2ラインは50V型/43V型をラインアップ。市場想定価格は242,000円〜572,000円前後(税込)。なお、当初の月産台数はこの2つのラインで合計18,000台を計画している。
新開発N-Black Wideパネル&mini LEDバックライトで高輝度・広色域を実現


「AQUOS XLED」 の最大の特徴は、高輝度・広色域を実現する「N-Black Wideパネル」と、これを駆動する4K mini LEDバックライトシステムにある。
mini LEDバックライトを高密度に制御し、さらに新開発の高効率光反射シートを採用したことで、ピーク輝度は同社従来機比で約1.5倍に向上。HDR映像など色彩の表現力が大幅に強化され、より臨場感あふれる映像体験を提供できるようになった。
また、外光の映り込みを抑えたほか、視聴位置による色変化を低減し、斜めから見ても鮮やかな映像が楽しめる。

映像処理エンジンには、新開発のAIプロセッサー「Medalist S6X」を搭載。このプロセッサーによる独自の「空間認識AI」は、映像中の被写体の前後関係を認識し、明暗や精細感を自動で補正する機能を持つ。奥行きのある豊かな映像を表現し、リアリティの高い映像体験を追求した。映像と音声を自動で調整し、常に最適な視聴環境を提供する「AIオート」機能も強化しており、録画番組を1.5倍速もしくは2倍速で視聴するときに、人の声をクリアに調整してくれる。

ゲームプレイを強力にサポートする機能も備わっている。まず、入力遅延の低減を徹底しており、ゲームモード時の遅延は約0.83msecという低い値を実現。画面の表示サイズと表示位置を選べる「リサイズ機能」も搭載し、照明の反射などで見づらい位置から表示位置をずらしてゲームをプレイすることも可能だ。画面サイズは25%〜70%の間で10段階に調整でき、ゲームの種類や好みに合わせて最適なサイズで集中してプレイできる。


また、USBハードディスクを利用する際の新機能として、2番組の同時録画に対応するほか、2倍速の再生機能が利用できるように。また、録画番組において災害・気象情報を映し出すL字のバーをカットする機能も搭載する。
スマートTVとしての機能も充実しており、PCブラウザベースで定評のある「Sleipnir Webブラウザ」や、ESETによるサイバーセキュリティソフト「SMART TV SECURITY」をプリインストール。家庭内での安全なインターネット利用も配慮されている。


そのほかの新機能としては、テレビのリモコンを使って気軽に視力チェックができる独自アプリ「めめログ」も搭載。測定した視力は10人まで記録しておくことが可能だ。
ライン | サイズ | 機種名 | 発売日 | 市場想定価格(税込) |
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HP1ライン | 75V | 4T-C75HP1 | 2025年5月31日 | 572,000円 |
65V | 4T-C65HP1 | 440,000円 | ||
55V | 4T-C55HP1 | 352,000円 | ||
HP2ライン | 50V | 4T-C50HP2 | 2025年6月21日 | 253,000円 |
43V | 4T-C43HP2 | 242,000円 |
本シリーズは、HP1ラインとHP2ラインで構成され、HP1ラインは75V型/65V型/55V型がラインアップされ、5月31日に発売を予定。HP2ラインは50V型/43V型がラインアップされ、6月21日に発売予定だ。市場想定価格はHP1ラインが352,000円〜、HP2ラインが242,000円〜 (どちらも税込)。
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