Appleは、2016年9月に発表していた検索連動型広告「Serch Ads」を日本国内でも提供を開始することを発表した。7月26日から「Search Ads Advanced」、8月23日からは「Search Ads Basic」が利用可能になる。
「Serch Ads」は、App Storeで検索をした際に、ユーザーの目にとまりやすい場所に広告を表示できる広告のこと。App Storeでの検索結果の最上位に配置するなど、うまく活用すれば、アプリ開発者はより多くのユーザーに自身の作ったアプリをリーチさせることができるようになる。
2016年9月に米国で提供が開始され、2017年12月からは英国やオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、メキシコ、スイスなどに提供国が拡大。そして、2018年7月26日からは日本、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、韓国で開始され、計13カ国で利用することができるようになっている。
Search Ads Advanced
「Serch Ads」には、「Search Ads Advanced」「Search Ads Basic」の2種類が存在する。
まずは「Search Ads Advanced」だが、こちらは広告ターゲットとなるユーザーの属性や性別、年齢、地域など細かい設定ができるものだ。検索キーワードを設定し、ユーザーが実際に検索しているキーワードとマッチしているかを確認し、適宜変更することもできる。
また、アナリティクス機能も用意されており、検索連動広告を戦略的に運用することが可能だ。広告予算の上限も無制限。どちらかというと大規模事業者向けサービスだ。
「Search Ads Advanced」は、本日7月26日から提供が開始されている。
Search Ads Basic
そして「Search Ads Basic」についてだが、こちらは「Search Ads Advanced」のような難しい設定を必要とせず、Appleにお任せで広告を表示してもうらうことができるプラン。主に中小規模事業者および個人デベロッパーに向けたサービスになっている。
広告の月額予算をあらかじめ設定(最大予算5,000ドル)しておき、それに応じてApp Storeが自動で広告表示を行う仕組み。
管理画面も「Search Ads Advanced」よりは簡素なものになっており、一目で成果を確認することができるように工夫されているのが特徴だ。もちろん、広告料の変更や配信停止などの基本的な操作もできるようになっている。
「Search Ads Basic」は8月23日から提供が開始される予定だ。
ちなみに、広告費用の発生についてだが「Search Ads Basic」はユーザが対象アプリをインストールしたとき、「Search Ads Advanced」の場合は対象の広告をタップした時に発生する。
「Serch Ads」で表示される広告は、通常のアプリ表示とやや異なったUIが採用されており、さらに広告であることを示すバッジも付け加えられるため、ユーザーが誤認しないように工夫されている。
この連動広告が利用できるようになることで、開発者は自分のアプリを積極的にアピールすることができるようになる。また、ユーザー側も今まで知らなかった優秀なアプリを知るきっかけになるかもしれない。少なくともこれまでのApp Storeから何かしらの変化は起こりそうだ。
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