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「SANDISK Extreme Fit USB-C」ミニレビュー。挿しっぱなしで最大1TBを増設できる超小型USBメモリ

ラップトップを外に持ち出すとき、意外と気になるのがストレージ容量だ。内蔵ストレージが少ないモデルを使っている場合、高画質な動画や容量の大きいプロジェクトファイルを扱っていると、あっという間に空き容量がなくなってしまう――そんな経験をしたことがある人も結構いるはずだ。クラウドにデータを逃がす方法もあるが、外出先では通信環境に左右される点が悩ましい。

とはいえ、一般的なUSBメモリは本体から大きくはみ出してしまい、そのままバッグに入れるのは少し不安がある。筆者も外出時の緊急用としてUSBメモリを持ち歩いているが、端子の破損を防ぐため、毎回付け外しするのが正直手間に感じていた。

こうしたモバイル環境での使いづらさをうまく解消してくれるのが、サンディスクの「SANDISK Extreme Fit USB-C フラッシュドライブ」だ。コンパクトさを徹底的に追求しつつ、最大1TBという十分な容量を備えているのが大きな特徴である。

実際に装着してみると、本体からほとんど出っ張らず、差し込んでいることを忘れてしまうほど自然に収まる。読み出し速度は最大400MB/秒と、このサイズのストレージとしては十分に高速だ。

挿しっぱなしのまま容量を拡張できるこの小型デバイスが、日々の作業をどこまで快適にしてくれるのか。今回は1TBモデルの実機を試す機会を得たので、その使い勝手を検証していきたい。

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極限まで削ぎ落とされた「超コンパクト設計SSD」

上記が「SANDISK Extreme Fit USB-C フラッシュドライブ」の本体だ。とにかくコンパクトで、人差し指の第1関節ほどしかないサイズに収まっている。1TBクラスの容量を備えたUSBメモリとは思えないほどの小ささだ。

実際にラップトップのUSB Type-Cポートに挿してみても、本体からの出っ張りはごくわずか(9mm程度)に抑えられており、装着していることを意識する場面はほとんどない。見た目の一体感も高く、薄型ラップトップと組み合わせてもデザインを損なわない点は好印象だ。

ポートに挿すときの上下は「SANDISK」の文字の向きで判別できる。逆向きにつけるとラップトップがガタつくのですぐに分かるはずだ。

装着後のフィット感もしっかりしている。軽く触れた程度でぐらつくことはなく、持ち運び中に抜けそうになる不安もほとんど感じなかった。通勤や移動が多い環境でも、そのまま使い続けられる安心感がある。

こうした設計により、基本的には挿しっぱなしで使えるのも大きなポイントだ。バッグにしまうたびに取り外す必要がなく、使いたいときにすぐアクセスできる。この手軽さは、外出先で作業する機会が多い人ほど恩恵を感じられるだろう。

ちなみに、今回はMacBook Proで試したのだが、左右どちらのType-Cポートに挿しても隣のポートと干渉することはなかった。この点も挿しっぱなしで運用しやすいポイントと言える。

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読み出し最大400MB/秒の実力は?ベンチマークアプリや実作業ベースでチェックしてみた

このコンパクトなサイズながら、転送速度はそれなりに高速だ。通信規格はUSB 3.2 Gen 1で、読み出しは最大400MB/秒に対応する。

実際にMacBook ProのThunderbolt 4(USB-C)ポートに接続し、Blackmagic Disk Speed Testで計測したところ、読み出しは380.3MB/sと公称値に近い結果に。一方、書き込みは149.7MB/sとやや控えめな数値となった。

続いて実作業に近いテストとして、画像ファイル426枚(JPEG/合計5.83GB)のコピー時間を測定したところ、MacBook Proから本製品への書き込みは約37秒、本製品からMacBook Proへの読み出しは約23秒で完了した。読み出しは体感的にも軽快で、ファイルの参照や持ち出し用途ではストレスを感じにくい。

書き込み速度については突出して速いわけではないものの、このサイズで挿しっぱなしにできる使い勝手を踏まえると、日常用途でのバランスは良好だ。Thunderboltのようなプロ向けストレージには及ばないが、一般的なユースケースであれば十分に実用的な性能と言える。

意識せずに容量を足したい人にフィットするUSBメモリ

「SANDISK Extreme Fit USB-C フラッシュドライブ」は、いわゆる周辺機器ではあるものの、ストレージを自然に拡張するためのツールに近い存在だ。挿しっぱなしで使える設計とコンパクトさによって、増設している感覚すら薄れてくる。

特に向いているのは、日常的にデバイスを持ち歩く人や、作業環境をできるだけシンプルに保ちたい人だ。外付けストレージを持ち歩くほどではないが、内蔵容量には余裕を持たせておきたい、というニーズにしっかり応えてくれる。

価格帯としては一般的なUSBメモリより高めではあるものの、このサイズ感と挿しっぱなしで使える快適さは代えがたい。コンパクトなUSBメモリはいくつか存在するが、容量と扱いやすさのバランスという点では本製品の完成度は高いと感じた。

日々のちょっとしたストレスになりがちな容量不足を、できるだけ意識せずに解消したい人にとって、本製品は無理なく取り入れられる選択肢と言えそうだ。