2月21日、韓国Samsungは新製品発表イベント 「Galaxy UNPACKED 2019」 を米カリフォルニアで開催。同イベントで新型の完全ワイヤレスイヤホン 「Galaxy Buds」 を発売することを発表した。
Samsungから完全ワイヤレスイヤホンの新型が登場
「Galaxy Buds」 は、Samsungが開発したインイヤー型ワイヤレスイヤホン。AppleのAirPodsのようにコードが一切存在しないイヤホンで、Bluetooth経由でスマートフォンなどとペアリングし音楽を聴くことが可能だ。
見た目は2016年に同社が発売した 「Gear IconX」 から大きく変わっていないものの、着け心地などを改良するため形状が少し変更されているようだ。同製品のチューニングはSamsung傘下のオーディオブランドAKGが担当しているという。実際に聞いてみないことには音質の良し悪しは分からないが、期待はできるだろう。
完全ワイヤレスイヤホンといえばバッテリー持ちが気になるところだが、同製品は一度のフル充電で最大6時間音楽を聴き続けられる、もしくは5時間も通話し続けることができるという。AppleのAirPodsは1回のフルチャージで最大5時間、通話は最大2時間。Samsungの説明が本当であれば、バッテリー持ちはAirPodsに優れていることになる。
イヤホン本体はバッテリーケースに入れることで充電できるのは他社製品と同じだが、バッテリー本体の充電はUSB-Cとワイヤレス充電に対応する。Qi規格に対応したワイヤレス充電器の上にバッテリーケースを乗せるだけで充電が可能、さらに同日発表された新型スマートフォン 「Galaxy S10/S10+」 がリバースワイヤレス充電に対応しており、背面に 「Galaxy Buds」 を乗せて充電できるようになっている。両製品を両方組み合わせることで、便利に使うことができそうだ。
「Galaxy Buds」 のカラーラインナップはブラック、ホワイト、イエローの3色。価格は129.99ドル (約14,000円) 。3月8日に発売が開始される予定だが、Galaxy S10/S10+を予約購入した方は無料でゲットできるという。日本でも同様の施策が実施されるかは不明だが、AKGチューニングの完全ワイヤレスイヤホン、楽しみにしている人も多いのではないだろうか。