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「ROG Ally X」 が発表。バッテリー・ストレージ容量が倍増、より操作しやすくなったゲーマーのための新型ハンドヘルド (実機ハンズオン)

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ASUSは6月2日、新型ハンドヘルド 「ROG Ally X」 を海外で発表した。米国における販売価格は799ドル。本日より予約受付を開始し、発売は7月を予定している。

台湾のASUS本社においてデモ機の展示が行われたため、現地で撮影したばかりの写真も交えながら新モデルの特徴をお伝えしたい。

なお、国内での取り扱い開始は2024年夏以降を予定しているとのことだ。国内販売価格は現時点では未定。

新型ハンドヘルド 「ROG Ally X」 海外発表。デザイン改良でさらに持ちやすく、ストレージ容量も2倍に

「ROG Ally X」 は、昨年発売したASUSの人気ハンドヘルド 「ROG Ally」 のアップグレードモデルにあたる製品。より大容量のストレージや、より多くのメモリを必要とするパワーゲーマーに向けて開発された、改良モデルとなっている。

まずデザインの変更について。見た目の変化として最も大きいのが、筐体カラーの違い。「ROG Ally X」 はこれまでホワイトカラーのみを展開してきたが、 「ROG Ally X」 はゲーマーに好まれやすいブラックカラーを本体色に採用し、RGBライティングが映える、よりクールなデバイスへと変貌している。

筐体のデザインは、先代をベースによりゲームプレイ時に持ちやすく、操作しやすいように改善が加えられている。具体的には、持ち手部分が深いカーブを描くようになり、各トリガーは人間工学に基づいて傾斜し、丸みを帯びた形状に。

また、本体左側にあるDパッド (十字キー) は、格闘ゲームのコマンド入力などで円状に指を動かす際に、より正確に8方向への入力ができるように改善された。

ジョイスティックの耐久性は、先代モデルの200万回から500万回に向上。また、左右のジョイスティックから十字キーやボタンにアクセスする角度も、人間工学に基づいて改善されている。左側は45.6°、右側は39.5°の角度に調整されている。親指の角度を変えるだけでアクセスできるようになったため、素早い操作も十分に可能だろう。

さらに、背面のマクロボタン (M-KEYS) はよりコンパクトなサイズに変更し、ゲームプレイ中に誤って押してしまうことのないように改良を施した。

これらの変更により、「ROG Ally X」 は本体サイズも先代からわずかに小さくなっている (280.25 × 116.5 × 32.4mm → 280.2 × 114 × 36.9mm) 。

一方で、本体重量は608g → 678gに増えている。これは内蔵バッテリーが40Wh → 80Whと倍増したことなどが原因だが、代わりに充電できない環境でもより長くゲームプレイができるようになっている。

プロセッサーは、先代の上位モデル (RC71L-Z1E512) と同じ 「AMD Ryzen Z1 Extreme」 を搭載。メモリー容量は16GB → 24GBに増加。メモリ規格もLPDDR5X-7500になり、初代モデルよりも高速な読み込みに対応した。

ストレージには1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280) を搭載。先代モデルが512GBだったことから、容量が倍増したことに。さらに、初代モデルではストレージ容量が足りず、自力で改造しストレージ容量を増やすユーザーもいたというが、今回の新モデルではM.2 2280 SSDを挿入できるスロットが別途用意されているため、ユーザーの手でストレージ容量を増やすことができるようになっている。

microSDカードリーダー (UHS-II対応) も、先代モデルに引き続き搭載されている。

画面は7インチサイズのフルHD仕様。リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、応答速度は7ms、最大輝度は500ニト。ガラスパネルにはGorilla Glass Victusを採用した。

冷却性能にも改良が加えられた。内部の冷却ファンのサイズが23%小さく、ファンブレードが50%薄くなり、エアフローが10%改善。また、内部のエアフローが最大24%改善されたことで、本体のパネル温度が最大6℃低下する。

先代モデルで1つのみ搭載されていたUSB Type-Cポートは、「ROG Ally X」 では2口に増量。片方は初代モデルと同様にUSB 3.2 Gen 2仕様だが、もう片方はUSB4/Thunderbolt 4に対応する。

価格については、「ROG Ally」 が599ドル/699ドルなのに対して、今回発表された 「ROG Ally X」 は799ドルと100ドルほど高い設定になる。ただし、スペックが向上していることに加えて、より快適なゲームプレイを実現できるよう初代モデルを改善したモデルになっていることから、ハンドヘルドでゲームをプレイしたいユーザーには魅力的に映るのではないだろうか。

そのほか、通信はWi-Fi 6E (802.11ax) 、Bluetoothはv5.2に対応する。

関連リンクROG Ally X (2024) | Gaming Handhelds|ROG Global

(取材協力:ASUS JAPAN)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

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