Roborock、ロボット掃除機の最上位モデル「Saros 10」を国内発売。狭いところもスイスイ入り込んでスマートに掃除

ロボット掃除機やスティック掃除機を開発する中国メーカー「Roborock(ロボロック)」は、5月27日に都内で記者発表会を開催。ロボット掃除機のフラッグシップモデル「Roborock Saros 10」など複数の新製品の国内投入を発表した。

発表会では、まずはAPACマーケティング責任者のDan Cham氏からグローバルや日本における販売実績の紹介などがあり、その後日本のPRマネージャーであるアンダーソン勇介氏から新製品の紹介があった。

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2024年の調査ではロボット掃除機ブランドとして世界第1位に

APACマーケティング責任者 Dan Cham氏

Dan Cham氏によると、Roborockはロボット掃除機ブランドとして2024年の出荷台数・売上金額の双方で世界第1位を記録しており(米IDC社「世界スマートホームデバイス市場調査 2024年Q4」による)、日本における2025年第1四半期における市場シェアも倍増しているという。

Dan Cham氏はこのことについて感謝の気持ちを述べるとともに、「革新的な製品」「高品質なサービス」「日本市場への深い理解」という3つのブランド価値に沿って今後もより良いサービスを提供し続けると述べた。

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フラッグシップモデル「Saros 10」が6月6日に国内発売

続いて、日本に投入される新製品が発表された。注目は、やはりロボット掃除機のフラッグシップモデル「Saros 10」だ。

本製品はRoborock史上最も薄型のモデルであり、本体の高さはわずか7.98 cm。一般的なロボット掃除機では入り込めない家具の下などの場所にもスイスイ入って行き、掃除の手間を軽減してくれる。本製品は最大4cmまでの段差を乗り越えることができ、段差の多い日本の住宅環境にも適したモデルだ。

本体には、自動昇降式のLDSレーザーセンサーと上向きToFセンサーの2つのセンサーが搭載。狭い場所に入り込むときには、LDSレーザーセンサーがタイミングよくセンサーを下げ、上向きToFセンサーが通れるかどうかを正確に判断することで、家具などに傷をつけることなく狭い場所にも入っていって掃除することができる。狭い場所を抜けるとセンサーはまた元の位置に戻るため、ラグやデータの損失なしにスムーズにマッピングできるという。

吸引力はRoborock史上最高となる22,000Pa、カーペットの毛髪除去率は99.5%を実現。サイドブラシは曲線デザインのものを採用しており、遠心力を利用して毛絡みを防止しつつ、自動で伸縮することで効率的にメインブラシに毛髪を送り込む。

モップがけは、4000回/分の回転と最大8Nの加圧により、頑固な汚れもしっかり除去。モップに関してはドッグ(ステーション)で自動で着脱する仕組みになっていて、ユーザーの手間を煩わせない。そのほか、モップの洗浄・乾燥やごみの収集などもドッグで自動で行う仕組みだ。

国内販売価格は285,780円(税込)。ヤマダ電機とヤマダウェブコムで6月6日から発売予定だ。

フラッグシップモデルのほかには、全自動ドッグとデュアル毛がらみ防止ブラシを備えたミドルモデル「Qrevo C」(税込164,780円)、コンパクトながらパワフルな吸引力を実現したエントリーモデル「Q10V」(税込76,780円)、「Q7T」(税込54,780円)も国内投入が決定している。これらのモデルも6月6日からヤマダ電機とヤマダウェブコムで発売を予定している。

センサーが引っ込んで家具の下に入っていく様子

発表会の後には、今回発表された新製品の体験会も実施。実際に「Saros 10」が狭いところにスムーズに入って行って掃除する様子や、ドッグの構造などをチェックすることができた。

PRマネージャーのアンダーソン氏によると、Roborockはロボット掃除機のセンサーの精度に特にこだわって開発を行っているとのこと。もしご自宅のロボット掃除機が掃除のたびに家具にガツガツぶつかったり、狭いところに無理に入って行ってしまう、階段の段差を認識できずに落下してしまうという悩みがあるのなら、Roborockのロボット掃除機を試してみてはどうだろうか。

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