先日お伝えしたiOSの「1970年バグ」がまもなく解消される模様だ。
このバグはiPhoneの日付を1970年の5月以前に設定して再起動を行うと、起動中のリンゴマークから進まずに再起動ができなくなるというバグだ。
Appleはこの問題を今後のアップデートで解消すると言われていたが、MacRumorsによると「iOS 9.3」でこの問題が解消されていることが判明したとのことなので、詳しくお伝えする!
日付を2000年12月31日以前に設定できないように
先日、Appleが公開したデベロッパー向け「iOS」の「iOS 9.3 beta 4」でこの問題は解消している。
具体的にはiPhoneの日付を手動で設定する際に、「2000年12月31日」以前に設定することができなくなっており、1970年にして再起動ができない問題を物理的に回避している。
こちらに関しては僕も参加しているApple Beta Software Programで公開された「iOS 9.3 Public Beta 4」でも同様の処置が行われており、2001年1月1日8:59以前に設定することができなくなっているのを僕の方では確認できた。
この「iOS 9.3」はまだ一般リリースされていないが、まもなく一般ユーザーにも公開されると思われる。リリース時期としてはAppleが3月に開催すると噂されているスペシャルイベントの頃になるだろうと思われる。
また、「iOS 9.3 Beta 4」にアップデートを行ったユーザーの中には、再起動できなくなったiOSデバイスを復元することに成功したという報告もあり、それらの対策も行われている可能性がある。
現段階ではすべてのデバイス、すべての条件下で同問題がクリアになっているか不明なので、一般ユーザーはAppleから正式にアナウンスされるまで注意するようにしておこう。
[ via MacRumors ]