
Metaは、同社の年次イベント「Meta Connect 2025」の基調講演において、「Ray-Ban Meta(第2世代)」を発表した。
世界的にベストセラーとなったAI搭載スマートグラスの後継モデルで、バッテリー駆動時間は初代比で最大2倍に伸び、3K Ultra HD動画撮影にも対応する。価格は379ドルからで、米国では本日よりmeta.comとRay-Ban.comで販売が開始される。
Ray-Ban Metaとは

Ray-Ban Metaは、MetaとRay-Banが共同開発するスマートグラスシリーズ。Ray-Banのアイコニックなフレームデザインに、AIアシスタント、ハンズフリー翻訳、写真・動画撮影機能、オープンイヤー型のスピーカーを組み合わせ、日常生活に自然に溶け込むウェアラブルとして人気を集めている。
発売以来、パリ・ファッションウィークやメットガラといったイベントでも注目を浴び、世界で最も売れているAIグラスに成長した。

バッテリー寿命が大幅改善、3K動画撮影にも対応

今回発表された「Ray-Ban Meta(第2世代)」の最大の改善点は、バッテリーだ。Ray-Ban Meta (Gen 2)はフル充電で最大8時間の利用が可能で、初代の約2倍にあたる。20分で50%まで充電でき、48時間分の電力を蓄えられる充電ケースも付属するため、フェスや旅行など長時間の利用にも十分対応できる。

カメラ機能も強化され、3K Ultra HDでの撮影が可能になった。最大60fps、HDR対応、さらに広角でのキャプチャが可能で、前世代より2倍以上の解像度を実現。今秋にはハイパーラプスやスローモーション撮影機能もソフトウェアアップデートで追加予定だ。
Ray-Ban Metaシリーズは、AIアシスタント、ハンズフリー翻訳機能、オープンイヤーオーディオなどを搭載し、日常生活に溶け込むウェアラブルデバイスとして位置付けられている。
第2世代では、会話中の相手の声だけを強調する「Conversation Focus」機能が近日中に追加される予定だ。加えて、翻訳機能はドイツ語とポルトガル語に対応し、オフラインでも利用できるようになった。

デザイン面では、定番のWayfarerやSkylerに加え、期間限定カラー「Cosmic Blue」「Mystic Violet」「Asteroid Grey」が新登場。さらに、人気の高かったクリアフレームも復刻され、限定店舗では特別仕様のレンズモデルも販売される。

Ray-Ban Meta (Gen 2)は、スイスやオランダでも新たに展開され、ブラジル市場への進出も予定されている。インドやメキシコでも今秋発売予定とのことだが、日本での展開は未定。
(画像:Meta)