楽天モバイルは、パートナー回線エリアでのデータチャージ料金を改定する。改定は7月1日より行われ、1GBあたり110円の値上げとなり、例えば1GBのデータチャージ料はこれまでの550円から660円 (いずれも税込) となる。
データチャージ料金の改訂内容の詳細は以下。1GBは前述のとおり550円→660円となるほか、2GBは1,100円→1,320円、3GBは1,650円→1,980円、4GBは2,200円→2,640円、5GBは2,750円→3,300円になる。
旧価格 (〜6/30) |
新価格 (7/1〜) |
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1GB | 550円 | 660円 |
2GB | 1,100円 | 1,320円 |
3GB | 1,650円 | 1,980円 |
4GB | 2,200円 | 2,640円 |
5GB | 2,750円 | 3,300円 |
パートナー回線エリアにおけるデータチャージ料は、パートナー回線を使用したデータ通信が5GB/月を超え、最大1Mbpsまでの速度制限が (月末まで) 設けられた際にデータチャージすることで高速通信ができるようにするためのもの。この値上げは、7月1日に開始となる新プラン 「Rakuten UN-LIMIT VII」 の提供開始と同時に行われる予定。
なお、パートナー回線のデータチャージ料値上げは今月13日に実施された新料金プラン 「Rakuten UN-LIMIT VII」 のプレスリリースの中で言及されていたものとなるが、契約者には順次メールで通知される予定となっている。
(注2)2022年7月1日(金)より、高速データ容量(国内)のデータチャージ料金が500円(税込550円)から600円(税込660円)に変更となります。
(引用:楽天グループコーポレートサイト)
ちなみに、値上げは国内エリアに限るものになっていて、海外エリアにおけるデータチャージの料金は従来通り500円/1GBで提供する予定だ。
楽天モバイルは、サービス開始当初より自社回線とパートナー回線(KDDI)の両方を使用することでモバイル通信サービスを提供してきたが、楽天回線の普及に伴いパートナー回線を順次終了し、いずれはすべて自社回線でサービスを提供する予定となっている。
今年4月の段階で、岩手県、山形県、山梨県、和歌山県、島根県、高知県、長崎県、鹿児島県の一部エリアで人口カバー率が70%を超えたことを受けて、これらの地域でのパートナー回線から自社回線への切り替えが発表された。これで、地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設、観光名所等など、楽天回線が提供できない一部のエリアを除き全国47都道府県において楽天回線へ切り替えが開始されることになる。
(画像提供:楽天モバイル)