楽天モバイル、契約数900万回線を突破。店舗契約は前年比1.2倍、多言語対応が奏功

楽天モバイルが契約回線数900万の大台を突破した。2025年7月7日時点の累計契約数には、個人・法人向けプランのほか、MVNOやMVNE経由の回線、さらにBCP(災害時の事業継続計画)用途の回線も含まれる。BCPを除いた契約数は885万回線、楽天が自ら提供するMNOサービスの契約は820万回線となる。

この成長の背景には、同社が掲げる「携帯市場の民主化」に向けた取り組みがある。特に、ギガ無制限で使える「Rakuten最強プラン」を中心としたプラン戦略と、全国の「楽天モバイルショップ」での対面接客が奏功している。

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店舗契約が伸びた理由は、多言語対応と新プログラムの投入

楽天モバイルは近年ショップ展開に力を入れている。2024年からは、家族向けの「最強家族プログラム」、若者向けの「最強青春プログラム」、子ども・シニアを対象とした各種割引プランを投入。これが新規契約者や他社からの乗り換えを後押しした。

特に注目すべきは、多言語対応だ。楽天モバイルショップでは、英語や中国語などに対応できるスタッフを配置し、契約時に必要な書類も多言語で提供。外国籍の来店者も安心して契約できる環境を整えている。その結果、店舗契約者のうち25%が外国籍となっており、前年比でショップ全体の契約数は約1.2倍に増加した。

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U-NEXTとの連携や通信品質の改善も追い風

通信エリアや速度の改善も着実に進んでおり、楽天モバイルは競争力の高い選択肢として定着しつつある。2025年10月には、動画配信サービス「U-NEXT」との連携による新パッケージ「Rakuten最強U-NEXT」の提供も予定している。先行キャンペーンが現在進行中で、これも契約増加に貢献しているという。

楽天モバイルは今年5月に四半期黒字化を達成しており、楽天グループ全体でも通期黒字化を5年ぶりに達成している。また、楽天モバイル単体での通期黒字化の達成も視野に入るなか、今回の契約者数900万回線突破はそれを実現するための追い風となりそうだ。以前より目標にしている1,000万回線の大台達成もそう遠くない未来に達成できるかもしれない。

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▶︎ 楽天モバイルの各プランを公式サイトでチェック

(画像提供:楽天モバイル)

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