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楽天モバイルが「つながりやすさ 強化宣言2026」。トラフィック集中エリアへの対策を加速

楽天モバイルは2026年2月2日、都内でプレス向け発表会を開催し、「つながりやすさ 強化宣言2026」を掲げてネットワーク品質の大幅な改善と、契約回線数1,000万突破を発表した。地下鉄や主要駅、大規模施設など、通信が不安定になりやすい場所への重点投資を進め、「つながりやすさNo.1キャリア」を目指す姿勢を鮮明にした。

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契約回線数1,000万突破、地下鉄・主要駅で通信品質を強化

楽天モバイルは、2025年12月25日時点で契約回線数が1,000万を突破した。内訳は個人向け「Rakuten最強プラン」に加え、法人向けプランやMVNO、MVNEを含む総数で、BCP回線を除くMNO・MVNO・MVNEの合計は991万回線となる。サービス開始から約6年弱で大台に到達した形だ。

同社は回線数の増加に伴い、通信トラフィックが急増していると説明。特に若年層を中心に動画視聴やSNS利用が増え、繁華街や地下鉄、通勤通学時間帯の負荷が課題となっていた。

この対策として、地下鉄エリアの帯域幅を従来の5MHzから20MHzへ拡張する工事を推進。トラフィック吸収能力は約4倍になるという。東京メトロおよび都営地下鉄では2026年7月までにほぼ全線で強化が完了予定で、大阪、名古屋、札幌、福岡の地下鉄でも順次100%対応を目指す。

また、5G基地局の整備も加速している。東京都内では住宅地やオフィス街、線路沿いに重点的に基地局を配置し、トラフィック分散を図る。山手線の主要18駅では2025年12月時点で5G対応が完了しており、2026年3月をめどに主要駅の5G化がほぼ完了する見通しだ。

さらに、大規模集客施設への対策も進む。東京ドームやKアリーナ横浜、JR大阪駅などで通信環境の改善工事が完了、もしくは推進中としている。イベントやスポーツ開催時の通信混雑を抑える狙いだ。

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VOC(ユーザーの声)を起点に「3分以内返信」を目指す

楽天モバイルはネットワーク設備の増強に加え、顧客対応体制の強化にも力を入れる。電波改善フォームやSNS(Xなど)、コールセンターに寄せられる意見を24時間体制でモニタリングする専用チームを設置し、具体的な問い合わせに対して「3分以内」に状況や改善予定を返信することを目標としている。

例えば、「○○駅の○番出口がつながりにくい」といった詳細な情報があれば、改善予定日を即座に案内する。新規の指摘についても、受付完了と調査開始を迅速に通知し、建設部隊と連携して現地対応を進めるという。

社員が観光地やイベント会場、場合によっては利用者の自宅周辺まで出向き、実際に通信状況を測定・評価する取り組みも強化されている。動画視聴、決済、写真投稿など、実利用シーンでの体感品質を重視する姿勢が特徴だ。

その成果として、同社のアンケート調査では「通信改善を実感している」と回答したユーザーの割合が、2024年の77.8%から2025年には83.2%へと5.4ポイント上昇した。

楽天モバイルは「安くて使い放題」だけでなく、「つながりやすさでもNo.1」のキャリアを目指すと強調。ネットワーク構築では工事会社やNTT、ローミングパートナーのKDDIなどと連携し、さらなる品質向上を進める方針だ。

回線数1,000万という節目を迎えた楽天モバイルは、価格競争力に加え、通信体感の改善を前面に打ち出すフェーズへと移行している。地下鉄や主要駅、イベント会場といったつながりにくい場所への集中的な対策が、今後どこまで評価を高められるかが注目される。

(画像提供:楽天モバイル)