楽天モバイル、契約回線数1,000万を突破

楽天モバイルは2025年12月、全契約回線数が1,000万回線を突破したと発表した。自社回線による第4の携帯キャリアとして本格参入して以降、同社が掲げてきた大きな節目に到達した形だ。

楽天モバイルにとって1,000万回線という数字は、基地局整備に伴う先行投資が続く中、事業を継続可能なモデルへ移行させるための重要なラインとして位置付けられてきた。

ここ数年、同社は巨額の設備投資によって赤字が続いてきたが、契約数の増加に伴い、1ユーザーあたりの平均売上(ARPU)やデータ利用量は緩やかな増加傾向を示している。一定規模のユーザーベースが形成されたことで、収益構造を見直す前提条件が整いつつある。

楽天モバイルの特徴は、通信事業を単体で成立させるのではなく、楽天市場や楽天カード、楽天ポイントなどと連動させたエコシステムの一部として設計している点にある。楽天モバイルの契約が、ECや金融サービスの利用価値を高める仕組みとして機能している。

契約数の内訳を見ると、個人ユーザーだけでなく、シニア向けプログラムや家族向け施策、法人契約の拡大が後半の伸びを支えた。低価格訴求に加え、用途別のプラン設計が契約数増加につながった形だ。

通信インフラ面では、これまで課題とされてきた屋内や地下での接続性について、プラチナバンドの運用開始により改善が進んでいる。都市部を中心に、実用面での制約は徐々に縮小している。

あわせて、楽天モバイルは米AST SpaceMobileと提携し、衛星とスマートフォンが直接通信する技術の検証を進めている。地上基地局に依存しない通信手段は、山間部や離島、災害時の通信確保といった用途が想定されている。国内通信事業者の中でも、比較的早期からこの分野に取り組んできた点は特徴的だ。

一方で、今後の課題は契約者数の「維持」、そしてさらなる新規契約者の獲得にある。通信品質やサポートを含めたサービス全体の満足度を高め、ユーザー数を今後も伸ばしていけるかが問われることになるだろう。

楽天モバイルは、1,000万回線の達成にあわせて、2つのキャンペーンを実施する。ひとつは楽天モバイル公式Xアカウントをフォローし、対象の投稿をリポストし、スクラッチくじに参加することで合計320名にプレゼントが当たる「年末年始 運試しキャンペーン」。そして、もうひとつは楽天モバイルショップで見積もり&エントリーすることで1ユーザーにつき最大100ポイント(6ヶ月の期間限定ポイント)が当たるというもの。進呈するポイントは、2026年3月末日頃に付与される。

(画像:楽天モバイル)

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