今年2月、楽天は電波の割当を求める申請書を総務省に提出。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続き、第4のキャリアの誕生が期待されていたが、ついに来年から事業が開始できるようになったことが判明した。
4月6日、総務省の諮問機関である電波管理審議会が開催され、携帯電話事業への参入を目指す楽天に対して、携帯電話用周波数の割り当てが適当であるとの結果が言い渡された。
楽天が第4のキャリアとして事業を開始へ
同審議会で楽天は、1.7GHz帯の周波数の免許が付与されることが決定。楽天は「第4のキャリア」として、2019年からサービスの提供を開始する。
ちなみに、1.7GHz帯はKDDI・沖縄セルラーへの割当も決定しており、NTTドコモとソフトバンクには3.4GHz帯の周波数が割り当てられるとのこと。
携帯電話事業への新規参入は2005年のイー・アクセス以来、13年ぶり。楽天は「楽天スーパーポイント」や楽天モバイルでのノウハウを武器に顧客数を増やす考え。格安SIMサービス「楽天モバイル」と合わせて、1500万人のユーザー獲得を狙っている。
楽天、「第4のキャリア」を目指し総務省に申請書を提出 設備投資額の少なさに懐疑的な声も
楽天は昨年12月、国内の携帯電話事業に参入する方針であることを明らかにした。 現在、国内では主にNTTドコモ、KDDI(au)、SoftBankの3社が同事業を展開しているが、それに楽天も進出。自ら通信網を提供し、第4のキャリアを誕生させる...