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楽天モバイル、法人向け生成AIサービス 「Rakuten AI for Business」 提供開始。ブラウザベースの対話型AI

楽天モバイルは、法人向けの生成AIサービス 「Rakuten AI for Business」 を発表。同日より提供を開始した。

「Rakuten AI for Business」 は、法人の各企業活動を支援するための生成AIサービスとして開発された。ユーザーの質問に対し、AIがチャット形式で返答する対話型AIだ。

特徴としては、初期費用なしで導入できることに加えて、Webブラウザベースで利用するAIということで、アプリなどのインストールの必要がなく、個別の会社ごとに環境構築をする必要がないことから、短期間で導入しやすいというメリットがある。PCだけでなくスマートフォンからも利用できるため、どんな職種でも使いやすい。

また、法人に特化した機能を多数備えているのも魅力のひとつ。中でも注目の機能が職種別の多様な 「プロンプトテンプレート」 だ。

AIに何かを依頼したいときには 「プロンプト」 と呼ばれる適切な質問文が必要になるのだが、慣れていないとこのプロンプトをうまく作ることができないことがある。このプロンプトの例を 「一般事務」 「営業」 などの職種別によく使われそうなものをまとめたのがプロンプトテンプレートで、空欄を埋めるだけで高い精度の質問文が作成できる。こうして作成したテンプレートを使ってAIと会話することで、より短時間で必要な情報を入手できる。

そのほかにも、管理者側でNGワードを入力した場合にプロンプトの送信をブロックするNGワード登録機能や、社内の利用状況を可視化するダッシュボード機能、社内ドキュメントの連携機能といった機能を備える。また、本サービスで入力した情報はAIの学習に無断で活用されることはなく、高い機密性を確保しているため、ユーザーは安心して利用することが可能だ。

さらに、本サービスを利用するユーザー向けには、楽天グループのAI活用ノウハウを提供したり、生成AIによる業務改善ならびにその効果検証・分析などの支援 (有償) 、管理者や利用者向けのオンラインセミナーの実施 (有償) など、AIを徹底活用してきた楽天ならではのコンサルティングやサポートを提供する。

「Rakuten AI for Business」 の料金体系は、1ライセンスあたり1,100円(税込)で、10万文字 (入出力の合算) まで使うことができる。10万文字よりも多くなる場合には1,000文字あたり11円が従量課金される。初期費用はゼロ。

なお、サービス開始に伴い1ヶ月の無料トライアルを提供する。

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(画像提供:楽天モバイル)