現地時間19日、米Meta (旧:Facebook)は同社VRヘッドセット 「Meta Quest 2 (旧Oculus Quest 2)」 において、AppleのBluetoothキーボード 「Magic Keyboard」 をサポートするソフトウェア・アップデート(v37)を順次配信すると発表した。
同アップデートを適用し、「Meta Quest 2」 と 「Magic Keyboard」 をペアリングすることで、キーボードと自分の手が3Dで表示され、Homeで見ることができるように。
Magic Keyboardとのペアリングは、設定のテスト機能パネルから可能。また、ハンドトラッキング機能を有効にするには 「ジェスチャーコントロールとコントローラー」 設定メニューから可能だ。
また、開発者向けの内容となるが、来週配信されるトラックキーボードSDK (ソフトウェア開発キット) によって、Logitech (日本ではロジクール)のK830やApple Magic Keyboardを自身のアプリに対応させることが可能。Meta Quest向けアプリケーションを開発している方はそちらも要チェックだ。
ちなみに、ソフトウェア・アップデート(v37)では、Oculusモバイルアプリを介して電話からヘッドセットへシームレスにリンクを共有できるようになる機能がAndroidデバイス向けに追加される。
同機能を利用するには、まずヘッドセットの電源がオンになっており、携帯電話のBluetoothが有効になっていることを確認。次に、携帯電話でウェブサイトを開き、共有をクリック。Oculusモバイルアプリから「開く」を選択し、「ヘッドセット」を選択すると、ヘッドセットを装着したときに自動的にブラウザで開くとのこと。詳細は以下の動画を視聴いただきたい。なお、同機能はAndroid向けとなっているが、近いうちにiOS向けにも提供予定であるとのことだ。
また、今回のアップデートからHomeの2Dパネルにタブレットモード、デスクトップモードが実装される。タブレットモードでは、2Dパネルを1つのウィンドウにクローズアップして表示可能。1つの作業に集中したいときや、視界をあまり遮りたくないときに便利だ。
一方、デスクトップモードはより大きく、より遠くに再配置可能。マルチタスクに最適だ。
すべての2Dパネルは、タブレットまたはデスクトップにかかわらず選択したモードで開かれる。この変更により、Questのインターフェースにさらに一貫性が生まれ、アプリケーション間の移動やタスクからタスクへの移動がより簡単になることをReality Labsは期待しているという。
デスクトップモードとタブレットモードの切り替えは、2Dパネルアプリケーションのウィンドウの下にあるディスプレイバー(小さなグレーのライン)をつかむだけとなっている。
最後に、クイックアクションメニューの一般的なアクションに素早くアクセスするためのハンドトラックジェスチャーが導入される。手のひらを上にして、つまむような動作をすると、ショートカットメニューが呼び出され、スクリーンショットの撮影や音声コマンドの起動などが簡単にできるようになるとのこと。v37アップデートを適用することで利用できるようになる。ぜひお試しいただきたい。